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直感、本能と分析の違い

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/02/15
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直感、本能と分析の違い おはようございます 三寒四温なんてきのう書くと、私の住んでいる地域はきょう雪。気温は大して下がっていないのですが、体感気温はものすごく寒い。しかし、この寒さも3日間しか続かない、と思えばそれほどつらくもない。終わりが見えていると希望が見えてくるものです。おめぇーの仕事はいつになってもおわらねぇからな、と周囲はいつものような感じ(笑)。彼らは給料アップのために断固、岸田政権を支持するとのこと(笑)。でも、利益はようやくコロナ前くらいになっただけなんっすけど(笑) でも働ける喜びは何に増しても嬉しい(きっぱり)。 ■CPIについて きのうのメルマガは案外、CPIが強いのではないか、という見方が支配的でした。私も数週間前までは今回のCPIは強いのではないか、と「本能的」に思っていましたが、前日のメルマガで記したようにそんなのは無理筋の話だ、というのがきのうのメルマガに記した通りのことです。 私は大学で経済学の博士号をとったわけでもなく、単に学士で経済学を専攻をしただけです。経済学を専攻したといっても、ま、ほとんどの人と同じように経済学の「け」の字も理解しないで卒業した人間だと思います。おそらくその知識は、文学部とか、理工学部の人の経済学の知識と同レベル程度です。 その程度の人間が、卒業してあまりやりたくもないマーケットに従事するお仕事に就き、勉強した結果が、きのうの分析になります。コンピューターを駆使してデータ分析をしているわけでもなく、電卓で加減乗除だけで計算をしているだけです。 要は、その程度の知識でも、みなさんは金融専門家と称する人たちのレベルまではかんたんに行けるよ、ということを言いたいのです。クソ難しいと感じるかもしれません。でも、金融のレベルなんてそんな程度なのです。私からみれば金融専門家という人たちを過度に持ち上げる必要もないよね、と私は考えています。要は職業なんだから勉強して当たりまえの話なのであって、小学校の足し算、引き算と少し他の人からみた目線を持てばいいだけの話なのです。 たとえば、CPIについて、ちゃんと計算すれば、今回のCPIは前年比で6.4だったわけですが、この対象は2022/1月が比較対象なのです。これをパソコンなどで計算すると、平気でいろいろなサイトをみていますが、この比較対象を2021/12月にしているところがたくさんありびっくりします。 この意味は正確な前年というのは12カ月のことであり、2023/1月の比較対象を12カ月と仮定するとパソコンは自動的に2021/12月にしてしまうのです。経済データは1年前というと13カ月前のことを指すのです。 毎日データが出ている統計だと、1年前は365日前ではなく366日前なのです。 こんなイージーなミスをしているサイトは山のようにあります。そしてそれを誰も指摘していない世界なのです。よく考えれば、データを真剣に考えていれば、こんなイージーミスは起こらないのですが、それを全世界の人がみていても誰も気づいていない、指摘しない世界だ、ということをよく考えてほしいと思います。

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  • 株やFXをトレードするときほとんどの人が感覚や本能でトレードをしています。 その感覚や本能は素晴らしいものですが、どの世界でも本当に成功するのはそれを科学的、ロジカルに説明することができるものです このメルマガを読むことによって株式やFXに科学的な視点を加えることを目的にできればと思います
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