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第021-2号 当面、多少の調整局面入りをする可能性が高い

Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!
 1月28日の早稲田と2月11日の出版記念講演会 では、多くの皆様にお集まりいただき、有意義な 勉強会をすることができました。  早稲田大学様より再登板のご依頼を承りました ので、今年の9月9日に、また早稲田大学で講義 をすることにいたしました。そして、その「補講」 と題して、9月30日辺りに講演会も予定しています。  これらに関する詳細は、遅くとも8月にはこの メルマガでご案内いたします。  では、いつものように市況を展望します。今回は 後半にエッセイも掲載いたします。 1.市況展望 (執筆日時:2月15日 16時) [1] 過去1ヵ月の日経平均株価を振り返ります  日経平均株価は1ヵ月前の1月16日に付いた 「25,748円」が直近の安値となって、そこからは 上昇基調となって、2月15日現在、日経平均株価 は比較的高値圏で推移しています。  厳密には、日経平均株価は2月6日に「27,821 円」の高値を付けて、それ以降は伸び悩んで、 高値もみ合いとなっています。  日経平均株価のチャートを週足で見てみますと、 これからいくばくかの調整局面入りするような 様相を呈しています。  2月の10日前後に、日銀の新総裁候補が国会 に提案されるということで、現・副総裁の雨宮氏 の名前が挙がりましたが、結局、新総裁候補は 植田氏に決まりました。  植田氏はマクロ経済学の大家です。東大卒・ MITでPhDを取得後、大阪大学を経て、東大 教授となり、研究科長も歴任した、バリバリの 学者のキャリアをお持ちです。その間に、日銀 の審議委員も経験なさっており、適任中の適任 であると考えています。  変に「日銀カラー」に染まった内部昇進では なく、外部からの理論派が総裁になったのは 歓迎すべきことであり、日銀もやっとFRB 並みの「やり手の長」を得た、といったところ です。  この新総裁人事が市場に安心感を与えたと いうこともあり、新総裁人事にまつわる市場の 不安は払拭されました。

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  • 前半で、日本の株式市場の先行きに関する市況を展望します。また、株式投資に有益な知識や考え方をときおり交えて、株式投資に関する正統派の知識を普及することを目指します。 そして、後半では、読者の皆様からの質問に、ざっくばらんにお答えするコーナーや、新規書き下ろし原稿を披露します。
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