第250号(2023年2月17日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
ついに私の中では一つの節目となる第250回目のメルマガとなりました。
さて、今週号の内容ですが、まず【1】の
『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、
今週から【コンセンサスづくりの方法】についてお話しします。
先週号まではParticipative Leadershipについてお話ししてきましたが、
今週からは【グループとして下した決定が長続きする方法】として
【コンセンサスの作り方】にフォーカスしてみたいと思います。
その注目の内容は、本編をお楽しみに♪
次に国際情勢ですが、今週もいろいろありました。
まずトルコ南部・シリア北部を襲った大地震による死者は42,000人を超え、多くの建物が倒壊する大災害になっています。
トルコに対しては続々と支援物資や救援部隊が入るものの、
シリア内戦の影響で制裁が続くシリアにはなかなか国際的な支援が及ばない事態です。
こういう苦難の時には、政治的な対立は一旦横においてほしいのですが・・・。
ただ、エルドアン大統領の対応の遅さを非難する声が国内から上がっており、
5月に総選挙の結果に影響を及ぼす可能性が高いと思われます。
米国領空に飛来して“しまった”中国の偵察気球をめぐる問題は、今週に入っても続報が入り、
日本でも大きなニュースになるなど騒ぎになっていますが、
日本においては自衛隊による撃墜をめぐる運用上の法解釈の問題がクローズアップされ、
特に防衛3原則をめぐる議論も行われる中、その行方が注目されます。
そして来週にはロシアによるウクライナ侵攻から1年が経ちますが、
ウクライナでの戦争をめぐる動きも活発化してきています。
ロシアによる大規模な攻撃が開始されたという情報が入ってきたり、
ブリュッセルで今後のウクライナ支援を話し合う会議が開かれ、NATO各国とその仲間たちが集い、
迅速かつさらなる支援の必要性とロシアの暴挙に対する結束をアピールする会議が開かれたりしています。
ブリュッセルでの会議では『いつ、NATOは最新鋭兵器(戦車など)を供与できるか?』が議論の焦点になったようですが、
その答えが今後のウクライナ軍の反攻の命運を握りそうです。
17日から19日には、ミュンヘン安全保障会議が開かれますが、そこには米中両国の外交トップがともに参加しますが、
そこでの米中会談の有無や内容、ウクライナ問題の解決に向けた知恵の出しあいがあるのかどうかが焦点と言えるでしょう。
【2.国際情勢の裏側】のコーナーでは、
【安全保障問題が山積の世界において、今週開催されるミュンヘン安全保障会議はブレークスルーを演出できるか】
と題して様々なアングルからお話いたします。
今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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