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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2023年2月18日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  アメリカと中国が偵察気球をめぐり火花を散らしている。  ここまで、アメリカが中国の偵察気球に火花を散らす理由は、偵察気球が飛行したルートに、ICBM(大陸間弾道ミサイル)配備、爆撃機運用、核ミサイル配備、空軍基地、ステルス爆撃機運用、原子力施設といった軍事的に重要な施設がことごとくあったからだ。  米ワシントン・ポスト(電子版)によると、アメリカは、中国の偵察気球が、中国南部の海南島から打ち上げられた直前から、1週間にわたり追跡していたと報道。  一方、国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は14日、10日以降に撃墜した3つの飛行物体について、商業用途であり外国勢力の情報収集用ではないと思われるとの見解を示す。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 再び起こる「飯テロ」の背景 問題の本質は何か? ”トイレ”と化すワイドショー報道 マスコミの報道が模倣犯を生む -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 最近、再び、「飯テロ」というべきか、飲食店への迷惑行為が世間を賑わせている。  回転すしチェーンのスシローの客が投稿した迷惑行為が、インターネットだけでなくテレビでも話題に。動画が拡散すると、運営元の親会社であるFOOD & LIFE COMPANIESの株価が大きく下落、会社は、 「刑事・民事の両面から厳正に対処する」 との方針を示した。  若者が迷惑行為をネット上で披露し、運営会社に風評被害をもたらす事件は、ここ15年ほどその場を変えながら繰り返されてきた。  2007年、 ニコニコ動画で吉野家の定員とみられる人物が、厨房で豚丼を山盛りにした、 「テラ豚丼」 を作る様子を撮影・投稿、吉野家が謝罪に追い込まれる。  2010年代に入ると、SNSが登場。Twitterでホテルや飲食店のアルバイト店員が、著名人の来店を明かし批判を浴びるなどの事件が続発。  2013年には、ローソンの店内で、アイスクリームは販売する冷蔵のケースの中に従業員が入って寝るという行為がFacebook上に投稿。  その後も、アルバイト店員や客が、店内の冷蔵ケースに入る写真をTwitterなどに投稿、企業が謝罪するケースが続発。これらの行為は、2013年の流行語大賞に、 「バカッター」 として入る。迷惑行為投稿の場はその後、Instagramにも広がっていく。 目次 ・なぜこのような低俗な問題が相次ぐのか? ・日本における外食産業の脆弱性 日本の飲食店多過ぎる問題 ・マスコミの報道が模倣犯を生む ・なぜこのような低俗な問題が相次ぐのか?  ことの本質はSNSの普及とともに無料で暇を持て余すことができるコンテンツが増加。それでストレス拡散を解消しようとする”貧乏な”日本人が増加したためである。さらにいうなれば、テレビ側にも問題が。

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  • ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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