ドイツに抜かれる
この10年で日本経済の地盤が沈下したことは紹介しましたが、ドル表示の日本のGDPは22年で4兆3千億ドル(IMF試算)で、世界3位の地位が脅かされ、ドイツにまた追い抜かれそうです。そして1人当たりGDPでは21年で世界27位ですが、こちらは韓国にも抜かれかねなくなっています。低インフレと円安も大きな要素ですが、日本の成長をけん引し、所得を生み出すリーダー産業が出てこないことも大きな要素です。
岸田政権は23年度からの5か年で43兆円の防衛費を予定していますが、これに28年度以降にローンで払う分16.5兆円を加えると、実際は60兆円にもなんなんとする膨大な予算となります。これは米国の軍事産業の需要になるだけで、日本経済の地盤沈下を考えると、これは将来的に大きな負担となります。その前に経済体力の強化が不可欠で、成長産業を育成することが急務です。
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