久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.122 2023/02/21発行
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4.大人の放課後相談室
Q 仕事で怒られても悲壮感を出さないようになりたい
私は、仕事で怒られたり、ミスしたりするとあからさまに落ち込んでしまうのを無くしたいです。
会議などでやり玉になった際には、つらくてしばらくは仕事のやる気が著しく低下してしまいます。
ちなみに同期の出世頭は、怒られても、やり玉にあげられても、落ち込みは一切表に出さず、明るさと前向きさを失わず、自分もそうなりたいと密かに憧れています。
落ち込んだり、凹んだりを表に出さず、ポジティブなオーラを出すコツはないものでしょうか?
東京都/30歳/男性
A 叱られるのは見込まれている印!失敗は挑戦している証!
成功率は1割あればラッキーぐらいの気持ちで「素直なおっちょこちょい」になり失敗と叱咤激励を楽しみましょう
会議でのつるし上げ!これはタフな状況ですね。
先日、私もある会議で、この歳になって叱られたのですが、いくつになっても叱られるのはイヤなものです。
1 叱られたら喜ぼう!
しかし、叱られるということは、上司が「衆人環視のもとで叱っても大丈夫な人財であり、それによって伸びる逸材」だと考えている印ではないでしょうか。
今、私も、大学などで若い人を叱る時は、相当気を遣います。
「パワハラ、アカハラにならないか?」
「ここで叱ったら、明日から学校にこないのではないか?」
今は、人を指導する立場にある人は、企業でも学校でもハラスメント研修を受けるのが当たり前の時代になりました。さらに、自分がかつて上司や先輩から叱られた時のことを思い出し、それで自分も伸びたからと、うっかりマネをしたら大変なことになりかねません。
登校拒否ならぬ出社拒否、さらには心療内科通いや、会社の駆け込み寺的部署への直訴につながるかもしれません。
つまり上司の地位も脅かされてしまうわけです。
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