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<Vol.1311号 増刊:日本経済の成長ために考えたこと>
2023年2月20日:設備投資が減ってしまった日本経済
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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今朝の日経新聞の見出しを眺めていると、3ページ目に、「(物価上
込みの)名目GDP、ドイツが肉薄」という記事が目につきました。ド
イツの人口は8320万人です。
日本の1億2500万人の67%でしかない。
【13年前に中国から抜かれ、今度はドイツの後ろになる】
そのドイツが名目GDPで、確実に日本を抜いて、日本は3位に落ちます。
2020年代後半には、インド(人口14億人)にも抜かれて4位に下がり
ます。
日本のGDPが中国に抜かれたのは、2010年でした(当時のドル換算は
5.9兆ドル:日本は5.7兆ドル。中国は当時、10%成長をしていました。
(注)たぶん実際は2ポイントくらい低い。中国の経済統計には数ポ
イントの上げ底があります。住宅価格の上昇も同じです。
2022年の、中国の名目GDPは、12.3兆ドル(1600兆円)です。
https://ecodb.net/country/CN/imf_gdp.html
日本は4.9兆ドル(550兆円)。
1993年から30年、伸びがない(世界比較なのでドル換算)
https://ecodb.net/country/CN/imf_gdp.html
【何が間違っていたのか?】
「日本の30年の成長の空白」に対して、今も、「何が間違っていたの
か?」という、マクロ経済理論からの反省がない。
◎経済成長は、商品を生産する民間の設備投資が決めます。ところが、
設備投資(不動産+機械+ITシステム)が十分には増えなかった。
乗数効果が1倍に下がった、政府の公共投資では、経済は成長しませ
ん。最近では4兆円を使って、入札不正を生んだ東京オリンピック投
資が、その事例です。
経済成長に必要な、資産の減価償却費(資産の老朽化・劣化)を上回
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