《抜粋》
植田和男氏が次期日銀総裁として、2月24日、国会で所信聴取
を受けます。
この日の所信聴取では、当然、イールドカーブコントロールにつ
いての質疑が行われることでしょう。
この日の所信聴取では、植田氏の「イールドカーブコントロール」
についての言及の仕方によっては、ドル円が激しく円高に揺れて、
日経平均も一時的にも大幅下落する可能性もあるので、個人投資
家の方は「要注意」。
さて、
パウエルFRBによるインフレ退治もおよそ8合目あたりまで達し
ています。
アメリカ経済がスタグフレーションに陥るほぼ皆無です。
パウエルFRBのインフレ退治は、着地点は2%にならないかもし
れませんが、ほぼ成功することでしょう。
「大きな問題」は、「パウエルFRBがインフレ退治におおむね成
功した後、アメリカ経済がどんな姿になっているのか???」に
ついて、誰もよく分っていないし、FRBでさえも分っていないと
言う点です。
すなわち、インフレがおおむね退治された後、アメリカ経済が再
び長期停滞気味の「金利の低い、ディスインフレ経済」に戻ってい
るのか???
それとも、パンデミックを経験したことで、アメリカ経済にも大
きな構造変化が起きていて(おそらくフィリップ曲線にも大きな
変化が起きているのだろう)、インフレは2%までは下がらない
で、おそらくインフレは3~4%までしか下がらず、アメリカ経
済は40年ぶりの「金利の高い、インフレの高い経済」が復活して
いるのではないのか???
「アメリカ経済がどっちの道を歩むのか???」、誰も分ってい
ないと言うことです。
目下の所、FRBでさえ、学者先生でさえ分っていないと言うこと
です。
今のアメリカ株式市場も向こう数ヶ月くらいは不透明感が強い状
態が続くのではないでしょうか?
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