メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

230222 ビジネス知識源プレミアム:正刊:日本経済の成長のために考えたこと(後編)

ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■   <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込):Vol.1312 <Vol.1312号 正刊:日本経済の成長ために考えたこと(後編)>     2023年2月22日:設備投資が減ってしまった日本経済 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 論考/業務の案内     http://www.cool-knowledge.com/ 有料版の新規登録/解除  https://mypage.mag2.com/Welcome.do 購読方法や届かないことについての問い合わせ(メール)                →Reader_yuryo@mag2.com            著者:システムズリサーチ:吉田繁治 有料版ではスマホ用の改行なしと、PC用の改行ありを送っています。無料版は、改行版だけです。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 月曜増刊として送った前編で、1990年からの資産バブル崩壊後の、企業の設備投資の少なさが、その後「30年の空白」を生んだ直接の原因であることを示しました。 GDP(国内総生産)は、「個人消費+民間住宅+民間企業設備投資+政府消費+公共投資+輸出-輸入」、です。 2022年12月期の、インフレを含んだ名目金額でいえば、以下になります。 個人消費(314兆円うち帰属家賃57兆円)+民間住宅建設(21兆円)+民間企業の設備投資(97兆円)+政府の消費(122兆円)+政府の公共投資(30兆円)+輸出(127兆円)-輸入(151兆円)=GDP(国内総生産)561兆円・・・・2022年12月期 (注)帰属家賃は、持ち家(80%が持ち家)を、同等の借家の家賃に換算したもので住宅の減価償却費に近い。輸入は国内生産ではないので、マイナスの要素です。 https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2022/qe224/pdf/jikei_1.pdf このうち企業の設備投資(97兆円)が、 1)設備と機械の老朽化である減価償却費(138兆円:2021年)より大きくないと、 2)工場、機械、ソフトウエア、店舗、事務所は、性能が年々劣化し、商品の付加価値生産額(仕入れ原価を引いた粗利益の部分)は増えない。 【GDPの三面等価】 GDP(国内総生産)=商品の付加価値生産額=所得(企業所得+世帯所得+減価償却費)=消費+投資、です。GDPの3面等価という。単純にいえば、GDP=生産=所得=需要=消費+投資です。 このGDPの商品生産が増えないと、国民経済の所得(企業所得+世帯所得+財産所得)も増えない。商品の付加価値の生産・販売がGDPの原動力です。商品では、有形の商品が40%、無形のサービス商品が60%に増えています。 電力、通信、交通、医療はサービス商品です。 店舗での商品販売は、30兆円の車と燃料を含んで150兆円くらいです。 (2021年度 国民経済計算) https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/2021/2021_kaku_top.html 日本は、1990年以降、 ・企業が借入金を増やし、 ・新しい設備投資を増やす経済では、なくなってしまった。 (注)設備投資の多い経済は、中国がその典型である近代化経済ともいいます。 ・民間設備投資額は、97兆円ですが(2022年)、 ・設備・機械・ITソフトの老朽化である減価償却費(138兆円:2021年)より、41兆円も少ない。 ◎日本では、1年に、約41兆円分も、設備・機械・ITソフトが老朽化しているのです。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • ビジネス知識源プレミアム:1ヶ月ビジネス書5冊を超える情報価値をe-Mailで
  • ●最新かつ普遍的なビジネスの成功原理と経済・金融を、基礎から分かりやすく説いて提供 ●時間がない、原理と方法の本質を知りたい、最新の知識・原理・技術・戦略を得たいという方に ●経営戦略・経済・金融・IT・SCM・小売・流通・物流を、基礎から専門的なレベルまで幅広くカバー ■新規申込では、最初の1ヶ月間が無料です。
  • 660円 / 月(税込)
  • 毎週 水曜日