2023.02.24更新分
■ 高い伸びが続く!技術者派遣に関わる企業の株価に上値余地
先進国で働く人が増えていない。就業者と求職中の人を合わせた割合が低下し、最新推計によると先進国では働いていない人が新型コロナウイルス禍前より1千万人増えた。企業が求める人材とのミスマッチが主要因であると推察される。
働く人の回復は日本も鈍い。15歳以上のうち働く人と職探しする人を合わせた「労働力人口」は22年平均で6902万人。19年を10万人下回った。やはり、人材のミスマッチが働き手の回復の障害になっている可能性がある。パーソルキャリアの転職支援サービスのdoda(デューダ)によると、ITエンジニアの転職希望者に対する求人倍率は11倍と、3年で約2倍に高まった。専門スキルが必要で、求人数の伸びに求職者が追いつかない。
人材を必要とする産業に働き手が移らなければ、経済成長は望めない。政府の後押しもあって、日本の労働市場でも今後は人材の流動化が本格化する。そのサポート役を担うことが期待される人材派遣、ことに製造業派遣やIT派遣の領域は、足元の業績の伸びが高いうえ、これからも中長期的に成長が続くと見られる有望分野と考えられる。
以下に、関連する幾つかの企業の目下の活躍ぶりを見ておくこととしたい。
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