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【渡辺勝幸4546号】父子の間の道

渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン   第4546号 令和5年2月24日(金)発行   発行部数 11,474 部 【父子の間の道】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【父子の間の道】 新井白石の『読史餘論』に本章が次のように引用されています。 「『保元物語』を見ると、源義朝に父の為義を切らさせられたことは、  過去に未だ聞いたことのない不祥事であり、  これは、それを命ぜられた朝廷のお誤りであるとともに、  子たる義朝自身の誤りである。  『孟子』に、舜が天子の地位にあり、皐陶が裁判官の地位にあるとき、  父のこそうが殺人をおかし、皐陶がこれをとらえたとすれば、  舜はどうしたでありましょうかという桃應の問に対し、  孟子が、舜はその地位を棄て、父を背負って辺土に去るであろう  と答えたことを載せているが、  義朝においても、父を助けようと思ったならば、その方法はあったはずである。  自分に賜る恩賞に代えたとしても、よしわが身を投げ出したとしても、  父を救おうと思うならば、救われたのである」 とあります。 この意見に、わたくしはまず同感します。 このように心を使って、なお救うことができなかったならば、 父とともに生命を失ったとしても、 少しも心残りはないのです。 舜の心も同様でした。 殺人罪をおかしたものを、 人に知られないように背負って逃げたとしても、 天下の威勢をもってこれを捜索したならば、 やがて露見してしまったかも知れず、 一生涯、父とともに欣然として居るということは、 困難だったでしょう。 しかしながら、捕えられて直ちに父子もろとも殺されたとしても、 一生欣然としていたという事実を、 少しも傷つけないのです。

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  • 【仙台発!】政治家であり起業家である渡辺勝幸の日刊メルマガ。9年以上、3,500日以上連続でメルマガを書いています。政治経済の裏事情、起業家、経営者向けのおトク最新情報を、独自の視点と素早く貴重な情報で、意識の高い経営者、ビジネスパーソンに毎日お届け。1通20円ですが、得られる情報はメディアにないものとなります。失業、起業、震災、選挙落選、そして当選とここ数年波乱万丈な人生を送っている筆者が、東北の真の復興のための活動報告も。著者は宮城県議会議員(仙台市若林区)44歳。起業集団株式会社つくる仙台経営(起業支援、創業スクール事業)、東北大学大学院講師。
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