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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 165
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、中国のメガコンビニについてご紹介します。
中国でも「ローソン」「ファミリーマート」「セブンイレブン」をよく見かけ、日系コンビニも頑張っていると感じられている方は多いかと思います。しかし、店舗数で見ると、日系コンビニ最大規模のローソンは4466店舗ですが、店舗数ランキングでは6位です。トップの易捷は2万8249店と6倍ほどの規模になります。
なぜ、こんなに店舗数が多いのでしょうか。このメルマガをお読みのみなさんはすでにそういうレベルは脱しておられると思いますが、日本の中では「どうせやみくもに店舗だけ出しているんだろう」と考えられがちです。
もちろん、それは一部あたっています。中国的な考えの中で「まずは店舗を出すだけ出して、儲ける道は後から必死に考える」というところがあるからです。しかし、中国のメガコンビニは、ある部分では日本のコンビニよりも進んでいます。例えば、車に乗ったまま注文した商品をトランクの中に入れてもらえる易捷、日本よりも早くオンライン注文や宅配に対応をした美宜佳、日本よりも早く光熱費の支払いやチケット購入などの収納代行に対応した紅旗など、上位のコンビニにはそれぞれの強みがあります。大きくなるのには、大きくなる理由があるのです。
今回は、中国のコンビニがどのようなことをしているかをご紹介し、今後、起きるであろう小売業の大都市から地方への浸透がいかに難しいことであるかをご紹介します。コンビニ以外の小売業関係の方にも参考になるかと思います。
今回は、中国のメガコンビニが大きくなれた理由についてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 165
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▼目次▼
規模はローソンの6倍。中国のメガコンビニはなぜ大きくなれるのか?
小米物語その84
今週の「中華IT最新事情」
Q&Aコーナー
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規模はローソンの6倍。
中国のメガコンビニはなぜ大きくなれるのか?
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今回は、コンビニについてご紹介します。
日本人が中国に行くと、街中に「ローソン」「ファミリーマート」「セブンイレブン」といった日系コンビニをよく見かけます。店内の雰囲気や販売されている商品も日本のコンビニと近く、安心をして買い物ができます。お世話になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、日系コンビニは中国の中ではマイナーまでは行きませんが、メジャーな存在ではありません。最も店舗数の多い「易捷」(イージエ)は2万8249店舗で、日系コンビニトップのローソン4466店舗の6倍近くなります。また、営業収入も3倍以上あり、中国コンビニ界の巨人です。
日系コンビニの出店先はそのほとんどが大都市に限られています。日本人が行く場所というのは大都市が基本になるため、日本人の目には「日系コンビニがずいぶんとたくさんあるんだな」と思えてしまいますが、地方都市にはほとんど出店をしていないため、店舗数ランキングでは上位にランクインできないのです。
日系コンビニが大都市にしか出店をしない理由は明らかです。大都市ではライフスタイルが国際化をして、もはや日本と大きな違いはなくなっています。特に職場近辺での消費行動にはもはや大きな違いはありません。そのため、大都市であれば国際的な感覚で、あるいは日本の感覚で経営をしてもうまくいくからです。
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