INSTITUTE OF SUCCESS TECHNOLOGY JAPAN 第738 FEB 26 2023発行
“明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ!”
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◇ 黒木安馬 未発表原稿を掲載 「地球見聞録 限定話のネタ本」
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明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ! マハトマ・ガンジー
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⇒「成幸の秘訣 心を動かす!」
▲人々が行き交う街角の歩道に、うらぶれた盲目の老人が座り込んで物乞いをしていた。
“BLIND(盲人)”と書いた紙を膝上に置いているのだが誰もが素通りして行った。
そこに誰かが目の前に立ち止まった気配がしたかと思うとサラサラと段ボールの紙に何やら書いている音が聞こえた。
無言のまま、その女性は空き缶にチャリンとコインの音を立てて立ち去って行った。
何かイタズラ書きでもしていったのか?
老人はいぶかしげに思っている間もなく、通行人たちがコインを投げ込む音が次々に聞こえて来た。
そこに書いてあった文言は、
「今日はいい天気で青空も綺麗らしいですね。みんないいなぁ・・・私は目が見えません」
▲夕方過ぎたコンビニで売れ残った弁当が棚に残っている。
店長が「半額!」とシールを貼ったが、それでもほとんど売れていない。
毎晩の廃棄処分は大きな損失だが仕方がないと諦めて、棚を覗いて驚いた。
完売していたのだ。
そこには、一昨日アルバイトで雇った女子高生が書いたコピーが残っていた。
「あと数時間の命です、どうかお助け下さい!」
▲道に迷って路上で行き交う人に声をかけて尋ねても、殺伐とした都会ではほとんどが「分かりません!」と無下に拒否されることが多い。
そこで声の掛け方を変えてみる。
「ちょっとスミマセンが、今何時でしょうか?」と言うと、たいていの人は立ち止まった。
時間を教えてもらったら、すかさず道を聞く・・・すると、どうだろう、丁寧に応対してもらえたのである。
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