フリーサイズは誰にも合わない

フリーサイズは誰にも合わない 　24日に次期日銀総裁候補の植田和男氏が衆議院で所信聴取に応じました。そこではすべての人の質疑に無難にこたえようとし、市場も安心の株買いで応じました。しかし、「ワン　サイズ　ダズ　ノット　フィット　オール」と言われるように、すべての人に合わせようとする答えは、結局誰にも答えていないことになります。 「日銀の大規模緩和を支持」 　まず基本前提として現在の日銀の金融政策を支持し、これを継続すべきと言っています。いくつかの副作用はあっても、安定的な物価上昇を実現するためにはやむを得ないコストだといいます。これは市場への迎合であり、実際市場はこの発言を受けて、安心の株買いで反応しました。