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奇跡のみつお物語その43

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【転機】 「いらっしゃい…ませ」 その日はヒマだったので、片付けを終わらせて2時ちょうどに閉めるつもりだった。 閉店は2時なのだが、お客様がいっぱいのときは、なかなか帰ってくれないので、3時、4時は当たり前だった。 みつおは残業代よりも早く帰りたかった。 早く終われば、飲みに行ける店があるのだ。 いつの間にか、真夜中に飲み歩くようになっていたのである。 今日はどこに行こうかと考えている矢先だった。 もう閉めるつもりで外の看板も灯りを消していたのだが… 「おーい、マーマーいるー?」 ベロンベロンに酔っ払って入ってきたのは、ママさん目当ての常連さんである。 ある大手の電気メーカーの会長である。 いつもどこかの会社から接待されると、その後に五番街に来るのがお決まりだった。 「あーら、社長、また酔っ払ってきたの?たまには早い時間にきてよ」 「ぜーんぜん酔っ払ってないよ、何を言っとるか君は」 いつものお決まり会話が始まった。 みつおは諦めて準備を始める。 キープボトル棚から社長のキープを探して、氷と水を用意する。 絶対に食べないがお決まりのチャームも用意する。 「食べないから出さなくていいよ」 と言うのだが、 「大丈夫よ私が食べるから出してちょうだい、それとソーメンチャンプルーも出して」 料理のおばちゃんは1時には帰るので、その後はみつおが料理をするのだった。 簡単な料理をおばちゃんに教えてもらっているので、慣れたものだった。

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  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
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