拾われし者|No.147|原田寛|芦原英幸と直弟子たち
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メールマガジン『拾われし者』 No.147
スタンドライト(中編)
親からは、絶対に借金をしない。
四国に旅立つ時に、自分に誓った約束だった。
兄が大学生活を送っていた時、仕送りのお金を作る為に必死で内職をしていた母親の姿を見た時に、大学進学を諦めて空手の修行に行こうと決意した若き高校生時代の純粋な自分がいた。
しかし、今回その自分に約束した事が守れなかった悔しさと共に、借りたお金は必ず返す事を約束し、決意と感謝の気持ちを心に強く焼き付けた。
その後、死にもの狂いで働き、この大切なお金(借金)を、6年かけて両親に返し終えたのだった。
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