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異次元の少子化対策に疑義

マンさんの経済あらかると
  • 2023/03/01
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異次元の少子化対策に疑義  政府は3月末をめどに、異次元の少子化対策案を打ち出したいとしています。これまでに伝えられたところから見ると、児童手当の拡大、対象拡大など、金銭面からの経済支援の倍増を考えている節があります。異次元と言われる割には、既存のフレームの中で、その規模を拡大するものが多く、しかもその財源議論は取り残されたままです。異次元をうたうなら、新しい視点も必要になります。 「成果に結びつかなかったこれまでの対策」  日本の少子高齢化はもう何十年も前から分かっていたことで、政府もこれに毎年のように取り組んできました。少子化担当大臣まで置くようになっています。それでも少子化傾向には一向に歯止めがかかりません。  昨年1-10月の出生者数は66万9千人で、22年全体でも21年の81万1千人に届きそうにありません。また21年の特殊出生率は1.3人と、2005年の最低水準1.26は上回るものの、依然として低い水準のままです。これまで何人もの担当大臣のもとで対策を打ってきましたが、ここまでその成果は上がっていないように見えます。

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