経済の千里眼　菅下清廣の“波動から見る未来予測” Vol.273～「鉄と船」からチャットGPTへ！～

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〈経済の千里眼〉 　　　　　菅下清廣の“波動から見る未来予測” 　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　 　　第273回 　　　　～「鉄と船」からチャットGPTへ！～ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ （文中敬称略） 先週末2月24日の金曜日に日経平均株価は349円高となって2万7453円で引けた。 今週は2万8000円の壁を突破できるかどうか？ 週末の米国株式市場ではNYダウが336ドル安、ナスダック指数が195ポイント安と大幅安となっている。 週明けの東京株式市場は米国株下落を受けて安寄りするかもしれないが、底堅い展開が続くのではないかと思われる。 まず先週からの株高の背景は2月24日に行われた植田和男日銀新総裁(4月8日就任予定)の所信聴取で、植田氏が「現在、日本銀行が行っている金融政策は適切だ。金融緩和を継続して経済をしっかり支えることで企業が賃上げできる状況にする」というメッセージを株式市場は歓迎している。