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セクシー心理学GOLD 2022-03-01
第715曲
未来の自分のために動け。
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こんにちは。ゆうきゆうです。
今夜はこんな話をお届けします。
◆ 悩みを抱えたときのテク。
あなたは自分自身について迷うことがありますか?
または今後、どうしていいのか考えることはありますでしょうか?
そしてそれによって、何も行動できない、ということはありますか?
もし思い当たることがあるなら…。
そんなあなたの特効薬になるような話をお届けします。
◆ 人は「他人のため」で幸せになれる…!?
まず人間にとって最大の幸せは何でしょうか?
これについて、実は心理学では、答えが出ています。
たとえば、かの精神科医アドラーの提唱した「アドラー心理学」では
「人は他者のために貢献することが何よりの幸せだ」
と結論づけています。
また哲学者アランの記した幸福論では
「他人のために役に立つことは、人間にとって最上級の幸福である」
と述べられています。
これらに限らず、多くの心理学実験でも、人は他人のために行動したとき、何
よりも強い充実感と幸福感を抱ける、とされています。
そう。
人間にとっての幸せは「他人のために行動すること」なのです。
実際に想像してみましょう。
通りすがりに、車にひかれそうになったおばあさんがいたとします。
このとき、もしあなたが勇気を出して、それを助けることができた場合、何よ
りの幸せと充実感を抱けるのではないでしょうか。
または迷子になった子供を親の元に返してあげて、彼らから強い感謝を抱かれ
たら、やはり強い幸福感を感じられるのではないでしょうか。
このとき、自分がどれだけお金を持っているかとか、どんな立場にいるかとか
は一切関係ないはずです。
他人のために行動したとき、人は今の自分とは無関係に、何よりの充実感を抱
くことができるのです。
逆にどれだけお金があっても、自分だけのために使っているだけでは、どこか
で虚しさを感じることもあるはず。
どんな美食もどんな宮殿も、たったひとりで楽しんでも、さびしいものですよ
ね。
こんなとき、誰かが一緒にいたら、と思うはず。
それは「その人と喜びを分かち合いたい」という気持ちの他、「その人も喜ば
せてあげることで、より強く幸せを感じられるから」です。
特にその相手が、自分にとって大切な人なら、なおさらです。
家族でも子供でも恋人でも親友でも、大事な相手なら、幸せにしたときに、よ
り強い喜びを感じられるはずです。
でも、です。
そうは分かっていても、なかなか行動しづらいのも人間です。
◆ 行動することの大変さ。
他人のために行動することが幸せ。
そのことは、心理学理論で聞くまでもなく、誰もが多かれ少なかれ分かってい
ることです。
でも、それであっても、やはり他人のために何かをすることは、ハードルが高
いことです。
たとえば
「他人のために行動することが幸せなんですよ! さぁ、すべてのホームレス
の人に私財を分け与えてください!」
と言っても「そうだね! すぐ行動する!」と実行できる人はほとんどいませ
ん。
また
「幸福になれることが分かっているんだから、今すぐ街中を歩いて、迷子の子
供や、生活に困っている人を探して助けてあげて!」
と告げても、同じく、すぐ実行する人はほとんどいないでしょう。
それは人間は「他人より上に立ちたい」という欲求や、「何かを自分だけで所
有したい」という欲求も同時に持っているからです。
本能のようなもの、と言い換えてもいいでしょう。
また誰かのために行動することが大切と分かっていても、やはりつい「見返り」
を求めてしまうもの。
「自分ばかり行動して、ぜんぜん返ってこない」
なんて思ってしまうこともあるはずです。
こういう理由から、誰かのための行動は「やりづらい」面もあるわけです。
◆ 目の前にいない相手に。
さらに重要な点として「目の前にいるかいないか」ということも重要です。
たとえば目の前に死にそうな人や倒れている人がいたら、多くの人がすぐに
「どうしました!?」と助けを差し伸べます。
しかし当然ですが、「世界のどこかに、今も飢えて死にそうな人がいます」と
聞いても、そこまで助けに行こうとしたり、寄付に動こうとしたりする人は少
ないはずです。
これは人間にとって「目の前」にあることが非常に重要な意味を持つからです。
遠く離れた人だと、そこまでイメージが湧かず、行動するエネルギーが湧いて
きません。
すなわち「見返りがないかもしれない、ソンをするのでは?」という恐れと
「目の前にいない」という点。
この二点から、人間は誰かのために行動しづらくなっているのです。
でもここで、実はこの2つを解決し、あなたに充実した行動を与える、究極の
方法があるのです。
◆ 未来の自分を考えよう。
それこそが「未来の自分」を考えること。
今、目の前に、あなたの「未来の自分」がいると考えてください。
それは「数秒後の自分」でも「一日後の自分」でも「一年後の自分」でも構い
ません。
またはずっと先の「老人になった自分」でも大丈夫です。
もちろん実際はいませんが、今この瞬間の自分がここにいるのは事実なので、
「ちょっと未来の自分」がここにいる、というのは、「現実にここにいない
誰か」よりは、ぐっと想像しやすいはずです。
そして「その未来の自分のために」行動する、と考えるのです。
とはいえそんなに数十年先は考えづらいでしょうから、それこそ一日後の自分、
などで十分です。
その場合、今の自分と外見は大差ないでしょうから、今の自分と同じ姿の人間
が目の前にいる、と考えてください。
もちろん「それでも具体的に想像しづらい」という人もいるかもしれません。
そういう人は「鏡」を見てください。
そこに写っている自分=未来の自分。
そんなふうに考えるだけでも構いません。
この自分の「ために」、何か行動してあげる、とイメージするのです。
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