今はツイッターなどのSNSが発達しているので、「マクロ経済面
での情報の伝達」もものすごく早くなっています!!!
2月25日にアメリカの大物の経済学者のポール・クルーグマン
がツイッターで「ノーランディングシナリオ」を図解で紹介、「イ
ンフレと失業率に関する新しいフィリップ曲線では、2%のイン
フレ目標を目指してはいけない」との仮説を主張すれば、
その一週間後の3月1日には、今度はこれまた大物経済学者のロ
ーレンス・サマーズがツイッターで「アメリカ国内の労働市場は
強く賃金上昇率はたいして下がらない。失業率下がりにくくなっ
ているので、アメリカ国内のインフレが目標の2%に達すること
はおそらく向こう数年間は無い」といった仮説を主張しました。
兼ねてからこちら貞子メルマガでも主張してきたように、「パウ
エルFRBは2%インフレ目標を強引に達成しようとすれば、アメ
リカ経済は深刻な不況に陥ってしまう」「パウエルFRBは2%イ
ンフレ目標の達成は諦めて、安定成長のためにも3~4%のイン
フレを受容するだろう」との「ノーランディング」シナリオが静か
に静かに「現実のもの」になりはじめています!!!
お陰で、かねてからこちら貞子メルマガで警戒していたように、
3月に入るやいなや、アメリカの債券市場では、長期金利(アメリ
カドル国債10年物の利回り)が急上昇、ついに4%台を突破し
てきました!!!
3月2日、長期金利の急上昇を受けて、アメリカ株式市場が20
0日平均移動線を割り込んで崩れそうになったまさにその時、今
度はアトランタ連銀のボスティック総裁がアメリカ株式市場に助
け船を出しました!!!
(こいつが「助け船」を出さなかったならば、私の市場予測は
「どんぴしゃ」だったのだが・・・・)
この日のボスティック発言は、「連銀関係者による事実上の、そ
して初めて」の「ノーランディングシナリオ発言」であり「ピボ
ット(利上げ停止)発言」でした!♪
アメリカの経済論壇とアメリカ株式市場との「相互乗り入れの流
れ」はとてもとても速いですね!!♪
アメリカ株式市場は、3月・4月にも上昇トレンドを維持できる
ことでしょう。
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