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「誰でもいいから殺したかった」と口にしたり「自殺」する少年達が増えたのは岸田文雄的人間が増えたが故である(前編)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
 この数日、驚くべき事に「誰でもいいから殺したかった」という少年が中学校で人を刺すという事件が連発しました。一つが、「誰でもいいから人を殺したいと思った」と供述する17歳の高校生が某中学校に乱入し、教師をナイフで殺そうとした3月1日の事件。もう一つが、「相手は誰でもよかった」と供述する13歳の中学一年生が、同級生に包丁で斬りかかったという3月3日の事件。 後者の事件は前者の事件報道に刺激を受けて模倣した可能性は否定出来ませんが、仮にそうであったとしても、「誰でも良いから殺してやりたい」という気分を、それを実現に移す程度の強い水準で両犯人が”独立”に持っていたことは間違いありません。  そうであるとすると(個別的、場合によっては遺伝子的、犯罪心理学的な要因がそれぞれに合ったとしても、それに加えて)、今の日本社会に、少年達に誰でも良いから殺したいと思わせる「背景要因」があることを暗示していると考えざるを得ません。ではその時代的な背景要因は何かと言えば、 一言で言えば、今まさにクライテリオンで特集を企画している「岸田文雄的」な無機質で無責任で無倫理・不埒なクズな輩達が世間に跋扈し、牛耳り、心ある人間の心を蹂躙し続けている、という時代状況だと僕は確信しています。それが一体どういうことなのか……以下に解説したいと思います。 (本記事、とても長くなったので、前編、後編にしてお届けしたいと思います) (1)少年達は、人間には生きている価値が無いと考えている まず、この犯人の少年達が「誰でも良いから殺したかった」と考えていたという事は、生きている人間全てに、生きている価値はない、と考えている事を意味しています。

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