★RANGAI文庫通信2023年3月5日号

★RANGAI文庫通信2023年3月5日号 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 目次 ■RANGAI文庫編集室より ・佐川恭一氏の「終わりなき不在」 ・詩村あかねさんが最近すごい ■早坂近況 ・詩集「湖へ」姜 湖宙を読む ・伊藤ゲンさん東京展のこと ・華北交通、北京、引き揚げ ・思い直して生きてゆく ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ■RANGAI文庫編集室より　早坂です。 前回のRANGAIノート読者プレゼント、配 信当日に行き先が全て決まり発送済みです。 何かのお役に立てますように。間に合わな かった方、次回をお楽しみに!! 佐川恭一氏の「終わりなき不在」、単行本 では入手不可になっていた作品が先日文庫 になって手元にやってきました。 この佐川さんという人、ほんまに才能の無 駄遣い甚だしい、というか、彼のおちゃら けた昔の作品ひとつひとつ、作品に取り組 むスタイル全体から、現在、この国がいか に根深く病んでいるかという事を改めて実 感させられる、そのことがまず凄いと思う のと（褒めています）、根深い病をチャラ い作品で体現してしまっている見事さ。 RANGAI代表の今田は筒井康隆を連想する ようです。佐川さんの哀しい魅力はこれか らじわじわと理解されて行くことと思いま す。 「ダムヤーク」はそんな彼の作品の中でも 「オーソドックス系」をあえて集めた短編 集なので（あれでオーソドックスかと突っ 込みが来そうですが）おちゃらけ作品やエ ロ作品が沢山の方に読まれた後の時代を想 定して、先回りしたつもり。 まだ読まれていない方は是非。文章は的確、 洒脱。そして、病は深い。 「ダムヤーク」 https://www.amazon.co.jp/dp/4909743030