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第258回 なぜビットコインは下がったのか?先週のトレンド、AIとNFTの組み合わせ その1
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▼今回の記事
今回も、個人投資家が集まる「テレグラム」などのSNSで注目されている動きを紹介する。先週のデータを見るとビットコインは上昇してよいはずだが、逆に下げている。その理由は明白なので、それを詳しく紹介する。また、先週の動きで注目されているものを紹介する。
▼下落したビットコイン
先週のデータではビットコインが上昇する可能性を示していたものの、その予測は外れ先週から今週にかけてビットコインは下落している。現在は304万円程度で取引されている。これは5日前の相場の5.24%の下落である。
しばらくは下落傾向にあることは、世界の取引所におけるビットコインの流入(買い)と流出(売り)の割合を見ても明らかだ。
先週
・流入割合 63.23%
・流出割合 32.76%
・予想価格 2万3490ドル~3万6427ドル(約314万円~488万円)
今週
・流入割合 62.85%
・流出割合 35.35%
・予想価格 2万1833ドル~2万2756ドル(約294万円~372万円)
これを見ると明らかだが、前週に比べ世界の取引所におけるビットコインの流入量の割合が若干減少し、反対に流出量の割合が増えている。予想価格は約294万円から372万円なので、3月6日現在の304万円よりも高くなる可能性を暗示している。
また、前回から紹介している有料データ配信サービス、「Into the Block」の提供する「ツイッター」のセンチメントは以下のようになっている。
先週:
・楽観的なビットコインのメッセージ数:54540
・悲観的なビットコインのメッセージ数:6718
・中立的なビットコインのメッセージ数;117612
今週:
・楽観的なビットコインのメッセージ数:44386
・悲観的なビットコインのメッセージ数:7488
・中立的なビットコインのメッセージ数;111398
これは、これからの相場に対して「ツイッター」の利用者がどのように反応しているのか示す数値である。先週に比べてこれからの相場を悲観的に見ているメッセージ数が増えているものの、大きな変化ではない。また、今後の相場展開を楽観的に見るセンチメントの方が強いようだ。ただ主流は、現在の相場水準が続くと思っている中立的なメッセージ数が多い。
このデータを見ると、少なくとも「ツイッター」では、これから相場が大きく下げることを予想するセンチメントではなさそうだ。相場の強い上昇を示すものではないものの、少なくとも暴落を予想するセンチメントではない。今後は現状の水準か、または少し上げるような展開になりそうだ。もっとも上昇したとしても、372万円前後になりそうだ。
これと同様の結果は、「Into the Block」が先週から提供を始めた「テレグラム」のセンチメントでも確認できる。
今週:
・楽観的なビットコインのメッセージ数:4342
・悲観的なビットコインのメッセージ数:883
・中立的なビットコインのメッセージ数;10413
「ツイッター」と「テレグラム」では、ビットコインに関して投稿されたメッセージの数が「ツイッター」の方が圧倒的に多いものの、楽観的、悲観的、中立の3つのメッセージの割合は「ツイッター」も「テレグラム」も変わりがない。「テレグラム」でも相場の上昇を期待するメッセージの方が多く、相場の暴落を予想するものはかなり少ない。
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