『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2月27日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年3月6日号
●赤羽雄二の視点:相手の話をしっかり聞く(その1)●今週の相談
・相手の気持ちがわからないときはロールプレイングをするとよいと言われました。何となくイメージはありますが、具体的にはどうやってやるのでしょうか。
・経営企画室にいるため、会議の議事進行をする立場なのですが、苦手です。どうしてもうまく進められません。
・新卒入社で9年、やっと3人のチームのリーダーになったのですが、上司からはリーダーシップが弱いといつも言われます。でも、どういうふうに強化すべきか具体的には教えてくれません。どうしたらいいのでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点: 相手の話をしっかり聞く(その1)
ポイント31 相手が何を質問したいのか、ポイントを押さえる
相手の質問内容を把握する
相手の質問に対して適切に答えるには、相手が何を質問しているのか、質問を通じて何を伝えようとしているのか、正確に把握することが大切です。これは当たり前のことのようですが、簡単ではありません。
相手の質問内容を把握する上では、いくつかポイントがあります。
第一に、質問に対しては、必ず最後まで聞くことが大切です。
「できる限り即答する」「結論を先に言う」と言っても、最後まで聞かず、早とちりして答えてしまうと、相手の意図を理解せず、ずれた答えをしがちです。
そういう場合、質問している人から見ると、「こちらが何を質問しているか、理解しようともしていないんだな」「自分の都合のいいように考えて、自分の都合のいいように答えようとしているな」「こういう聞き方だと注意して見ていないと危ないな」という感覚になります。
そういうふうに思わせないよう、少しくらいだれた質問でも、まずは丁寧に最後まで聞きましょう。特に上司に対して、「あなたの質問の趣旨はもうわかりました。二度も三度も繰り返していますが、もう少し簡潔に質問してくれませんかね?」とは絶対に言えないので、ここは我慢のしどころです。
質問者に特に問題がない場合でも、相手の発言を最後まで聞かない人が多いようですが、そこにあまり理由があるとは思えません。単に癖として最後まで聞かずに話し始めているだけだと思います。
急ぐ理由が何もないのに、相手の心証を悪くし、質問の内容への理解も不足しますので、非常にもったいないことだと思います。
第二に、最後まで聞いても、正しく理解できたかどうかはわかりません。簡単なものは必要ありませんが、ちょっとむずかしい、微妙なものは、質問が終わったら「こういうご質問ですね」と確認します。
そのほうが安全ですし、ある意味、時間稼ぎにもなります。質問内容を確認すること自体は、あまり問題視されずどちらかというと丁寧でよいと理解されます。
第三に、最後まで丁寧に聞き、相手が何を質問したいのか、伝えたいのかポイントを押さえたら、それに基づき、「発言予定メモ」の内容を至急修正します。
ちょっとしたディスカッションの影響で質問内容が微妙に変わり、「発言予定メモ」の内容に影響することが十分ありますから、常に修正の準備はしておきましょう。
相手が質問を通じて何を伝えたいのか理解する
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