このメルマガは医師のバクが日頃思ったことや、医師目線の裏?情報、逆に医師目線しかないため生じる感覚の差異についてざっくばらんに配信するメルマガです。医療相談にはお答え出来ませんが「これってどうなの?」と言う疑問があれば「dr.yumekui.baku@gmail.com」宛にタイトルを【まぐまぐ質問】などにして送って頂けますと採用&回答できることもあるかもしれません!よろしくお願いいたします!
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■今回のテーマ
今回のテーマはここしばらくあまりにも重たい「保存版!」が続いていたので軽めに…
医者も鍼灸とか整体とかマッサージとか行くの!?
です。割と患者さんにも聞かれるんですよね、この質問。
外来でも時々言いにくそうに「あの…実は先生には黙ってたんですけど…鍼とか受けに行ってて……」とおずおずと言われることもあります。
確かに先生によってはやたら鍼灸とか整体に拒否的な方もおられるので全員が認めています!とは言えないのですが(イメージとしては整形外科に多い気がするけど、自分の治療している分野だから厳しくなるんじゃないかと思います)、私の場合は「いいですね!どうですか!!」とめちゃくちゃ好意的です。何故なら自分も通っているからです。
個人の意見になるんですけれども、精神科と東洋医学系はかなり相性がいいと思っています。
なぜかと言うと精神科では「西洋医学的には正体不明な病状」としか言いようのない方を治療していたりし、それを東洋医学的に言えば「未病」だったと言えたりするからです。
未病というのは「あからさまに病気じゃないけど健康からちょっと外れている状態(それが進行している)」を指しますが、西洋医学にはこの概念は全くありません。
■西洋医学には「健康」か「病気」の二択しかない
西洋医学では「採血正常!=病気じゃない!」「画像正常範囲!=病気じゃない!」となるので、採血や画像診断で特に逸脱した結果を示さなければどれだけ患者さんがしんどかろうが「病気じゃない!」の一点張りです。
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