▼▽▼ Vol.432
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佐高信の筆刀両断~目黒考二こと北上次郎こと藤代三郎~
2023/3/10
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◆目次
1・筆刀両断 目黒考二こと北上次郎こと藤代三郎
2・会えなかった人(58) 高見順の官能的知性
3・雑記
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1・筆刀両断 目黒考二こと北上次郎こと藤代三郎
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『日刊ゲンダイ』デジタルで「追悼譜」を連載している。
毎週亡くなった人について書くのである。
最近は西山太吉、浜四津敏子、そして鈴木邦男などを取り上げた。
いわば公的な追悼だが、
私的にその死を悼みたいのが目黒考二である。
これが本名で、北上はミステリー評論家、
藤代は競馬評論家としての筆名だった。
藤代は私にはなじみがないが、
この名前が一番知られているらしい。
私は目黒の『笹塚日記』(本の雑誌社)を愛読していた。
4冊あるが、2000年刊行の第1巻にこんな箇所がある。
NHKの「週刊ブックレビュー」という番組の公開録画で
熊本に行った時のことである。
「昼に到着したものの、我々の出番は3時20分なので、
ずいぶん時間がある。
その間、控室でただ待つ。
公開録画の前にSさんの講演があり、
控室のテレビで聞いていると、うまいのなんの。
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