…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
第736回 ロシア軍のキーウ総攻撃はあるのか?ドゥーギンの論文から読み解く、「エクソコンシャス・ヒューマンズ」の訓練
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
▼今回の記事
今回はメインテーマとして、ロシア軍が首都のキーウを総攻撃する可能性を考える。ロシア保守強硬派のドゥーギンの見方をヒントにして探る。次に、前回同様、「エクソコンシャス・ヒューマンズ」の概念について紹介する。
▼ロシア軍のキーウ総攻撃の可能性はあるのか?
それでは早速今回のメインテーマを書く。ロシア軍のキーウ総攻撃の可能性についてだ。
ドネツクのバフムトでロシア軍とウクライナ軍との熾烈な戦闘が続いている中、ロシア軍によるキーウ総攻撃の可能性を示唆する情報が相次いでいる。そうした可能性に言及している一人が、トランプ政権の国防長官上級顧問でNATO軍の司令官の一人でもあったダグラス・マクレガー退役大佐だ。最近マクレガー大佐は頻繁にユーチューブのチャンネルに登場し、ウクライナの状況を詳しく解説すると同時に、キーウ総攻撃の可能性についても言及している。
●ダグラス・マクレガー大佐の分析
マクレガー大佐の最近の分析を要約的にまとめた。以下である。
・現在、ウクライナの都市部の40%が破壊されている。それはウクライナ軍が都市部を拠点に展開しているため、都市全体が攻撃対象になっているからだ。
・ウクライナの交通網も遮断されている部分が多く、すでにまともに機能していない。また、ロシア軍の攻撃で通信インフラもかなり遮断されている。
・さらに、全体でどのくらいになるか分からないが、すでに数百万人の単位でウクライナ国民は国外に避難している。(※800万人程度だと見られている)
・またウクライナの農業もかなり厳しい状況にある。ロシア革命の起こる前の1915年、ウクライナの小麦は記録的な豊作であった。だが、ロシア革命に巻き込まれて小麦の生産は大きな打撃を受けた。いまのウクライナの農業も似たような状況にある。
・このような現状から見て、ウクライナは国家としてすでに崩壊している。まともに機能できていない。ウクライナが将来復興できるのかどうかは、分からない。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)