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「第二青函トンネル」は北海道そして日本の発展のために絶対に必要である。そしてそれは技術的・財源的に全く可能である。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
この度、第二青函トンネルの必要性をお話しする講演会のために、函館に参りました。折角の機会だということで、直接函館空港に赴くのでは無く、一旦青森まで飛行機で行き、そこから青函トンネルを通る北海道新幹線で函館まで参りました。 そんな中、昨夜は青森に宿泊し、今朝、青函連絡船の施設や青森市内を視察して参りました。 青函連絡船は、1988年に青函トンネルが開通した時に廃止となったのですが、その直前、当方が大学一年生の頃に利用した記憶があります。 そんな事を思いながら青函連絡船の史料館(かつて、連絡船として活躍した八甲田丸が今、青森港におかれ、史料館として活躍しています)に参った折り、いくつか聞きたい事があり、近くを通りかかったスタッフに声をかけたところ、大変丁寧に解説してくださいました。 お話ししておりますとその方、かつて青函連絡船の機械技師をされていたそうで、当方が二十歳前に一度、乗船したことがあるんですと申し上げると、大層お喜びになり、 「ひょっとすると、船でご一緒したかも知れませんね」 とおっしゃってられました。当時は七隻が就航しておりましたので、その可能性も七分の一の可能性がありますねとお話ししておりました。 青函連絡船で機械技師として働いておられたその、かくしゃくとした老人にしてみれば、青函連絡船の技師として働いた事がたいそうな誇りだったのだと思います。 思えばこの青函連絡船を整備したのは、日本国有鉄道、すなわち国鉄、でした。

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