メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

奇跡のみつお物語その45

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【盗まれたバイク】 お店にはみつおはバイクで通っていた。 しかし、飲みに行ったときは、朝まで飲んでバスで帰るので、次の日もバスで出勤するしかなかった。 だが、昼のバイトをする時は飲むわけにはいかないので、普通にバイクで通っていたのだが… あれはゴールデンウィーク前の忙しい日だった。 夜の店が終わって急いで家に帰り、3時間ほど寝て天ぷら専門店へと向かった。 いつものように店の横から入った駐車場にバイクを止めて店に入り着替えてタイムカードを押した。 みつおの担当は主に野菜の仕込みだった。 玉ねぎを剥いて千切りにして炒めるのだが、量が半端じゃないので、大きな中華鍋を両手で持ってフライ返しをし、何とか炒めていた。 これは天丼で使う材料である。 そこの天ぷらは沖縄天ぷらではなく、日本天ぷらだった。 沖縄天ぷらは通常の天ぷらと違って、柔らかい衣の天ぷらなのであるが、そこは普通のパリパリした天ぷらを揚げて、玉ねぎと一緒に炒めて卵とじにする天丼であった。 一番多く注文が入るのが天丼ないので朝から仕込むのだが、こんなに大量に使うのか不思議だったが、ランチタイムが終わる頃にはほとんど残っていなかった。 商売繁盛のお店だった。 バイトが終わり急いで帰ってまた寝るのだが、 「あれ?」 バイクが無い! 一瞬意味がわからなかった。 今日はバスで来たのだろうか? 記憶を辿ってみてもやっぱり、間違いなくここに止めてバイトに入ったのは確信できた。 「えっ?どういうこと?」 頭がパニックになったが、ようやく現実に戻って我に返った。 「盗まれた…」 マジか?  こんな真っ昼間からか?

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 「琉球スピリット」~みつおの世界~
  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日