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「時の花」2023/3/13号

馬渕治好の週次メモ「時の花」
時の花 2023/3/13 今週(2023/3/13~3/17)の日経平均予想:〇〇〇~〇〇〇円 ←実際には、予想数値が載っています (先週の予想:27700~28300円、実績値:28118.74~28734.79円) 日経平均株価は、3/9(木)のザラ場高値(28734.79円)まで、根拠を欠いた上伸を続けたが、そこから「正しく」大きな反落に転じた。 「海外株価の頭の重さにもかかわらず日本株が上がってよい材料」と称して、円安による輸出企業の収益拡大が期待されていることと、東証が多くの日本企業のPBR1倍割れを憂慮して、企業に改善を求める動きを強めていることを、挙げる向きが多かった。 しかし、日本からの輸出数量は海外経済の悪化などを受けて、足元で前年比マイナスが続いている(円安が金額面ではある程度輸出企業の収益をカバーしうるが、手放しで輸出株を買ってよいようなものではない)。また企業の収益改善の動きも、東証に言われたからPBRを押し上げられるのであれば、企業はとっくにやっているだろう(多くの企業は、どうせ言われてもできない)。 こうした「日本株だけは上がってもよい」という口実が崩壊しつつあるうえ、米国市場が本格的に「景気悪化を反映する相場」(米株安、米長期金利低下、米ドル安)に踏み出し始めた。そうなった材料は(SVB破綻が主因ではなく)米雇用関連指標の悪化だと判断する。具体的には、 3/6(木)失業保険申請件数(2/26(日)~3/4(土)週):新規申請件数が前週比2.1万件増 同日 2月人員削減発表数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス調べ): 77770件(前年比5.10倍)で、2月単月としては、リーマンショック直後の2009年2月(186350件)以来の高水準 3/10(金)2月雇用統計:非農業部門雇用者数前月比は31.1万人増と、市場の事前予想の20.5万人を上回ったものの、1月分の50.4万人増からは減速、失業率は1月の3.4%から3.6%に悪化 今後も日米等主要国の株価は、

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