田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.426
日本人よ、”面倒臭い人”になれ!~転職せよ!賃金値上げ交渉せよ!日本の賃金は地方から上がる。
WBC観戦に来た海外メディアによって日本人のマナーが賞賛されているが、私はその評価に複雑な思いだ。外国人は、基本的に日本人の従順さをほめそやして利用するのだ。日本人は「他人の期待に応えるために、自分を安売りしている」だけだ”とも”思う。
私は日本人は外国人から見ても”もっと面倒くさい人”になったほうが幸せになれると思う。礼儀正しさやリスペクトは、”面倒くささ”と両立できる。「欲しいものは欲しい」といい「嫌なものは嫌」と、礼儀正しくリスペクトをもって発言して行動すればいいだけだ。
・こんな仕事はしたくありません
・この給料では働けません
・私はこの仕事、この待遇、この場所、を欲しています
これをはっきりリスペクトをもって礼儀正しく、しっかり「知ったこっちゃない」感をも出しながら言うのだ。
これからは日本の企業人は大チャンス。日本は相当深刻な人手不足がくる。まだまだロボットやAIで代替できない分野でも。そこで動くのだ。
上記3つが、とてもいいやすい時代が来た。上手に主張すれば、全部手に入るかも。相手の空気を読んで、相手の期待に応えて、自分の宝刀の欲望を押し殺すのはやめよう。人生がつまらなくなる。
特に地方では深刻な人手不足になるので、自分を高く売るチャンスが来る。たった一度の人生、自分の希望を最優先して、礼儀正しくリスペクトをもって「面倒くさい人」になろう。
これで安すぎる日本の賃金を上げ、世界の企業と比べて20分の1しかない「社員研修費」を上げさせ、社会に流動性を作り、ひいては日本企業を稼げるように変えていこう。日本企業が稼ぐのは簡単。私たちのような稼げないくせに、プライドは高く給料の高いバブル入社組近辺世代を、全部たたき出せばいい。彼らを大海に放り投げて、自分で泳げるようにしてあげることも、彼らの長い人生にとってとても良いことだと思う。
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