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ビジ選☆リーダーズ Vol.990『「それでも稼ぐ人」33のルール』(池本克之)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■「それでも稼ぐ人」の仕事術 「給料が上がらない時代」といわれているが、それでも稼ぐ人はい る。彼ら、彼女らに共通しているのは「自分の市場価値を高めるこ とに努めている」ということだ。 本業重視で、スキルを磨いたり、人脈を広げたりして自分の市場価 値を最大化していく。その過程でヘッドハンティングされたり、転 職したり、独立起業のチャンスをつかみ、稼ぎを大きくしていく。 学歴がなくても稼ぐ人はいる一方、いい大学を出ていても稼げない 人はいる。学歴の有無を問わず「稼ぐ力」を身につけるために必要 な絶対ルールは「一流どころに身を置く」ということだ。 学校、職場問わず、どんなコミュニティでも、一流どころには、成 功者、優秀な人、野心あふれる人が集まっている。そこで交流すれ ば、良い刺激を受け、有力な情報を得れて、稼ぐ思考法も学べる。 ★ 日本経済は不景気からなかなか本格的に抜け出すことができない。 だが、それでも稼ぐ人はいる。むしろ不景気だからこそ、稼げるチ ャンスもあるものだ。 わかりやすく株式投資でいうと「カラ売り」だ。株価の下落局面で も「売り」から入って買い戻しによる差益を得る。為替も円高・円 安どちらに振れても稼ぐ方法がある ビジネスでも、好不況に関係なく儲ることができる。ポイントは 「時代のニーズをつかむ」ことだ。たとえば、いま日本は「物価が 上昇しているのに、給料は上がらない」という苦しい状況にある。 苦しむ人は何を求めているのかを考えると「光熱費やガソリンなど の燃料費に特化した節約や省エネのノウハウを構築し、家庭や企業 に提供したら大きなビジネスになる」というアイデアも生まれる。 ★ 若いころは一生懸命働いても、成果も評価も簡単には上がらないが 数年待つことだ。運動も仕事も、成長カーブがあるからだ。最初は 少しずつ緩やかに成長するが、ある時点を境に急上昇するのだ。 仕事では、30代半ば前後を境に、鋭角の上昇曲線を描く。といっ ても、最初は仕事一筋、脇目も振らずに頑張り続けることだ。仕事 ぶりが認められて昇進すれば、報酬も鋭角に上がっていく。 若いころは体力があるため、副業でこづかい稼ぎもできる。だが本 業をさぼると年収は上がらない。体力が衰えれば副業収入も減る。 こうして本業を頑張った人が、年収を追い越していく。 とはいえ、副業や転職を全否定するわけではない。本業の役に立つ なら副業をしてもいい。十分力がついて、新たなステージに進める のなら転職や起業をしてもいい。 大事なことは、目標を単に「年収を上げる」ことにせず、自分の市 場価値を上げることにすべきだ。市場価値が上がるなら、転職や副 業はむしろおすすめだ。 「本業に役立つ副業」は、ステップアップに求められる能力を磨く ための道場として機能する。何かに特化した技術や能力は、どんな 分野でも繰り返し練習すれば磨かれるものなのだ。 ★ ネットのクラウドソーシングのサイトを使えば、自分が磨きたい能 力を磨くことができる。企画書作成の能力を磨きたければ、登録し て、業種や商品・サービス問わず企画書作りを引き受ければいい。 もちろん副業なので、本業を食う働き方をすべきではない。土日な どオフの時間だけを活用するのが鉄則だ。体力勝負でなく、知恵勝 負の仕事をすれば過労も回避できる。 もちろん、副業でなく勉強してもいい。会社が許するなら「土日祝 日なく、残業時間の上限もぶち破る勢いで、本業一筋に頑張る」の もいい。働き方改革がどうとか、ゴタクを並べるのはいいわけだ。 アラフォーまでは「毎日働く」体力があるものだ。30代までは、 言わば使い減りしない年代だ。吸収力も高い。だから働けば働くほ ど、成長する。この時期に働かず、いつ働くのかという話だ。  

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