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レイラインハンター内田一成の「聖地学講座」
vol.258
2023年3月16日号
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◆今回の内容
○人間の意識とAI その2
・サイバーパンクとマインドフルネス
・人間の意識とAI
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人間の意識とAI その2
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今回は、前回からの話の続きになります。
前回、私は、1980年代の半ばにメキシコや中央アジアで少数民族と出会った体験から、彼らの生活や価値観に興味を持つようになり、日本のアイヌやシベリアの北方民族、オーストラリアのアボリジナルなど、世界中の少数民族の文化に興味を広げていったと書きました。
そして、未開民族といわれた彼らが、多彩な精神文化を持ち、それが幻覚性アルカロイドを用いた精神変容の儀式に深く結びついていることから、LSDなどを用いて人間の意識拡張を目指したティモシー・リアリーやジョン・C・リリーの研究に興味を惹かれたと。
なんだか遠い昔の話のようですが、じつは、リアリーやリリーの研究はその後も受け継がれ、サイバーパンクやスピリチュアリティの流れにつながっていきました。今日では、それはコンピュータサイエンスの最前線ともいえるAI研究とも深く結びついています。
近年流行った「マインドフルネス」といった概念も、彼らの研究の流れから生み出されたものでした。もっとも、マインドフルネスは、スピリチュアルムーヴメントの中で、本来の意識拡張という目標からだいぶ変質し、自己啓発のようなイメージとしてとらえられていますが。
そこで、今回は、リアリーやリリーの研究の内容を振り返り、そこから「人間の意識とAI」へどのようにつながってきたのかを辿ってみたいと思います。
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