今回の危機はなぜ起こったのか? 原因を探れば今後はわかります
おはようございます
ここのところ私の心理状況を反映してか、おふざけが過ぎるこの冒頭の文章がつまらなくなっているという自覚はあります。
覚えてほしいことは、SVBを発端とする一連の金融危機というのは規模をまず第一に考えることです。SVBクラスの銀行が倒産して混乱しても一時的、反対にクレディスイスのような世界的金融機関の経営不安がささやかれるとこういう状態になります。この状態になれば、政府からの融資や協調融資が行われることが大事なことになります。しかも、おかしなことになる前に。スイス政府がおかしくなる前のクレディに7兆円もの融資を行い鎮静化したのはものすごく優秀な判断だと思います。なぜ、上から目線というツッコミはご勘弁ください(笑)。
リーマンの反省から世界的にこのような枠組みは構築されている、と個人的には思っており、SVBクラスで米政府が積極的な関与を行わなかったこと、日本政府がそうそうに大きな影響がないと言及したことはある意味、当然の帰結になります。しかしCSにはスイス政府が積極的な関与を行ったのです。
金融機関の倒産に関しては世界的なフレームワークが出来上がっているのに、なぜ、大騒ぎするのか、私にはよく理解できません。こういう場合にはこうする、ああいう場合にはああするという枠組みが成り立っているだけの話です。
今回は、おそらく、まだ燻っているとは思いますが、だいたいのところは終了したかな、と思っています。
■原因と結果
今回の危機を考える上で一番、大事なことはどういう原因があって、このような結末があったのかを考えることが大事です。もちろん、それなりの規模の金融機関の経営危機になれば政府が協調して救済計画を練るというのはもうわかっていることなのに、なぜ、大騒ぎするのかが私にはよくわかりません。こういった意味では、結果はわかっているのですが、大騒動になる原因は何か、ということを自分なりにこの数日間、考えていました。
要は原因を特定しておけば、ウォッチする対象が限定され、次回、このようなことが起こるということが予見できる、ということです。このシナリオから外れた場所から起これば、私の原因分析が間違っているので修正をすればいいだけの話です。この原因分析は客観的な証拠や事実に基づく分析をしなければいけない、ということです。以前に何度も話をしましたが、推測に推測を重ねてもその結果はデタラメにしかならないよ、ということです。
たとえば環境問題ですが、大元の問題は地球温暖化という問題です。現在は温暖化の原因は炭素という世界的なコンセンサスになっていますが、炭素量の増加が気温の上昇との因果関係を誰も説明ができないのです。唯一、説明されているのは炭素量の増加で海水温の上昇は科学的に説明されているのです。海水温が上昇すれば、北極や南極の氷塊が溶けて海面が上昇する、という予測は非常に合理的だと思います。海水温が
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