こんにちは
札幌のレッスンプロ
ハラダシュウヘイです
はじめに
私ももう46歳
ゴルフ歴が30年という事になってしまいました
そんな中
ふと昔を思い返すと
今の常識は昔は非常識という事って
ゴルフを問わず色々あると思います!
時代が変わってゴルフの技術が変わったところを振り返り
昔のゴルファーの苦悩 を3つに分けてお話してみましょう
(昔のゴルファーというより私の苦悩かもしれませんが)
1,ロングアイアンの苦悩
2,フェースターンの苦悩
3,インサイドアウトの苦悩
1,ロングアイアンの苦悩
僕がゴルフを始めた時のゴルフバックの中にあるクラブで一番難易度の高いクラブに
ロングアイアンがありました
昔のクラブのラインナップは
1~3アイアンをロング
4~6アイアンをミドル
7~9アイアンをショート
という名称で言われていて
今はあまりその名称では言われていませんね
というのも
ユーティリティーなどのアイアンとウッドの中間のクラブが
できたことで
ロングアイアンからミドルアイアンが必要なくなってきた理由があるのです
ただ昔は
3アイアンが打てないと一人前ではない!という風潮
もしくは
この3アイアンを練習しておけば
ショートアイアンが簡単になるという考えがあり
めちゃめちゃ練習していたように思います
このクラブの特徴として
ロフトがかなり立っている上に
重心が高い位置に設定されているので
ヘッドスピードを上げてしっかり芯で捉えることで
バックスピンをかけて
ボールを飛ばさなければならず
パワーとテクニック両方が必要だった
ということです
それに比べて
ユーティリティーの場合
重心が低くなり重心深度も深くなることで
ヘッドスピードがあまりなくてもボールが上がり、
シャフトもカーボンで柔らかくなり
しっかりしなってくれるのでボールは上がってくれる
さらに言えば
昔は3アイアンからSWまで10本(PW,AW,SW)
すべて購入しないとアイアンセットは購入できませんでしたので
使いこなさなければという
強迫観念に駆られていたようにも思えてなりません
とはいえとても難しいクラブなので
3アイアンと4アイアンがキレイに傷一つなくバックに入っているゴルファーも多かったのではないでしょうか?!
このクラブをマスターするため
ひたすら理論など関係なく振り回して
ボールを叩く練習を繰り返しやりました
問題点としては
5Iからすべて同じ距離になってしまう事
4Iも3Iもどれを打っても160yから170yくらい
コレをどんどん伸ばしていくためには基礎体力やスイング自体のシャープさ
色々な部分での改革が必要となり
それはそれで今のスイングの原型になっているようにも思えます
2,フェースターンの苦悩
昔のゴルフクラブ(ドライバー)というのは
観たらわかりますがとにかく小さい!
といっても昔はそれしかありませんでしたので
小さいとかいう概念もありません!
それが当たりまえ!!
大体190CCくらいの大きさでしょうか!
今は読者さんはわかると思いますが460CCまで
大きくなりました
昔を思い出すと大ヒットしたクラブに
ブリヂストンから出た
プロ230というドライバーがありました
名前の由来は数字の230
つまり
230CCのドライバーです
当時とてつもなく大きなヘッドだという印象があったことを考えると
かなり小さいヘッドでゴルフをしていたことがわかります!
なんでこんな話をフェースターンの苦悩でお話するかというと
コレだけ小さいヘッドでボールを飛ばす場合
フェースをローテーションした方が、
うまく飛ばせるという事なんです
ヘッドが小さいという事は
重心距離が短い
つまり
シャフトとヘッドの重心との距離が近いわけで
リストターンを行う事で
スピードを上げないとボールが上手く飛ばないという事
コレがフェースターンでボールを打つという
テクニックが生まれた理由でもあります
私がゴルフを始めた時は、コレができて一人前
フェースを開いて
インパクトで閉じるように身体を止めて
ボールをはじくように打つ!
こればかり練習していたように思い出されます
いまのようにフェースの開閉を抑えた打ち方というのは
皆無に近い
カラダの回転を止めないというよりは
いかに壁を作ってリストで打つという技術の追求
コレがメインです
いまになってデカヘッドのクラブで悩んでいる昔のゴルファーもいらっしゃると思いますが
スイングの理論の変化は
クラブの進化やボールの進化によって変わっていくという事が
このお話からもよくわかると思います
3,インサイドアウトの苦悩
スイングにおける昔のトレンドは
インサイドアウトに振って
右から回すようにドローを打つ
右の林の上を通して戻るようにフックさせる
これができて一人前!みたいな風潮がありました
なので
ダウンスイングでカラダの開きを極力抑えて
インサイドからアウト方向にヘッドを振りながら
フェースを返すスイングを
よく練習していました
ただこれができるのが
360CCくらいまでのヘッド!
ようするにヘッドが大きくなるにつれて
リストを返したくても
ヘッドが大きくなりすぎて返ってくれない
フェースが開いた状態のままボールが飛んでしまう
そこで無理やり返すと
今度はフックがきつくなる
コレが昔のスイングのまま今のクラブで
振った場合の末路となります
今のクラブはほとんど曲がらなくなってきている
そのかわり振った方向に飛びやすい
右に振れば右に飛ぶし
左に振れば左に飛ぶ
なので
クラブのパスをまっすぐにして
インサイドイン軌道で振るシンプルなものに
していくのが
現代の考え方となります!
この3つの事をまとめると
昔は
ロングアイアンで振り回し
フェースターンでカラダを止めてヘッドの運動量を増やして
最後に
インサイドアウトに右からドローを打つ
コレを
今で考えれば
ロングアイアンはユーティリティーに
フェースターンを抑えて身体の運動量を増やし
インサイドイン軌道で打ち出しを真っすぐにする!
こんなにスイングにおける考え方が30年で変わったということ
そしてコレがクラブやボールの進化で
人間がそこまで色々と細工をしないで
スイングできるようになったテクノロジーの恩恵でもあるのです
是非ここら辺の歴史を知ったうえで
自分のスイングと向き合ってみてください!
スイングを変える理由が少しわかると思います
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