幽霊の正体は枯れ尾花
歴史を動かす未来志向
安保政策まで中国偏向
4年間に合意は定着へ
韓国ユン大統領は、3月16~17日に訪日した。韓国大統領が、単独訪日したのは12年ぶりである。隣国でありながら、このように日韓首脳の交流がなかったのは、異常な状態であった。ユン氏は、この日韓の閉塞状況を打破すべく来日した。
日韓関係のトゲであった旧徴用工賠償問題は、韓国政府の責任で判決を履行し、日本への求償権を放棄すると決定した。こうして、日韓の難題が解決したことで、日韓首脳の相互訪問を頻繁に行う予定である。韓国国内では、旧徴用工賠償問題解決に対して、国論を二分する反対論が繰り広げられている。
左派は、最大野党「共に民主党」代表の李在明氏が、在宅起訴される事態に危機感を強め、これをカムフラージュすべく「日韓合意」へ煽動的な反発を行なっている。日本が謝罪しないことで「反日」を煽り、自らの疑惑隠しに利用しているのだ。韓国国民が、この個人的な戦略にどこまで乗せられるかである。仮に、日韓慰安婦合意が文政権によって破棄されたように、4年後の大統領選で左派が政権へ復帰すれば、再び同じことをするのか関心が集まる。この問題は、最後に考えることにしたい。
幽霊の正体は枯れ尾花
韓国左派が、執拗なまでに日本へ謝罪を求めるのは、底流に日本への恐怖があることは間違いない。韓国左派は、イデオロギー的に言えばリベラリズムでない。民族主義である。中朝へ限りない親和性を持つ集団である。それゆえ、資本主義的な自由と競争の概念に馴染まないのだ。この延長で、日本に対しても限りない敵意と恐怖を持っている。このことから何が起こるか。日本へは絶えず謝罪を求め、安心感を得ようとしているのであろう。
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