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第260回 なぜビットコインは上がっているのか?AIとビデオ編集、ブロックチェーンの組み合わせ その1

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第260回 なぜビットコインは上がっているのか?AIとビデオ編集、ブロックチェーンの組み合わせ その1 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回も、個人投資家が集まる「テレグラム」などのSNSで注目されている動きを紹介する。「シリコンバレー銀行」や「シグネチャー銀行」の破綻の余波でビットコインを中心とした暗号通貨も大幅に下落すると思われたがそうはならなかった。逆に大幅に上昇している。この理由を探る。次にメインテーマとして、AIとビデオ編集、ブロックチェーンの組み合わせの概要を紹介する。 ▼上昇しているビットコイン ビットコインが急速に上昇している。3月20日の時点で368万円程度で取引されている。これは5日前に比べ13.81%の上昇である。一方「ナスダック」は5.33%、そして「ダウ」は0.13%の上昇に止まっている。これまで強く連動していたビットコインと株との連動性が解け、一方的にビットコインは上昇している状況だ。 先週、「シリコンバレー銀行」と「シグネチャー銀行」の破綻がきっかけっとなり、アメリカの商業銀行の破綻懸念が高まった。インフレの抑制を目的にした「米FRB」の連続的な利上げがIT分野を中心としたスタートアップ企業の資金繰りを悪化させ、銀行預金の引き出しが相次いだ。これが「シリコンバレー銀行」のような中小の商業銀行の資金繰りを悪化させ、債務超過に陥るリスクを高めた。 また、これらの銀行が資金の運用を米国の長期国債で行っていたことも危機を高める背景となった。「FRB」による金利の引き上げに伴い米国債の市場価格が下落したため、これらの銀行は多くの含み損を抱えた。これが銀行の債務超過懸念を悪化させたのである。 「シリコンバレー銀行」も「シグネチャー銀行」も主な融資先はIT系のスタートアップ企業だった。特に「シグネチャー銀行」は取引所も含め、多くのブロックチェーン関連の企業がクライアントだった。米政府の預金救済によって両行に口座を持つ企業の破綻は免れたものの、銀行の破綻がいずれはブロックチェーン系企業にも波及する可能性があると見られたので、先週はビットコインが大きく下落するのではないかという懸念が大きくなっていた。そのように予測する専門家も多かった。 しかし、先週の記事で紹介した「ツイッター」と「テレグラム」のビットコインに対するセンチメントは決して悪くはなかった。むしろ多くの投資家がビットコインの上昇に期待していることを表す数値であった。 事実、ビットコイン下落の予測に反して先週から今週にかけてビットコインは上昇した。SNSのセンチメントが予測する通りの展開になった。 ●取引所の流入と流出の割合 今週だが、やはりビットコインの上昇を反映して、世界の取引所における流入(買い)と流出(売り)のバランスを示すデータでも、流入(買い)が圧倒的に増えているのが分かる。以下である。 先週 ・流入割合 59.16%  ・流出割合 39.43%  ・予想価格 2万2381ドル~2万2448ドル(約299万円~300万円) 今週 ・流入割合 72.72%  ・流出割合 25.70%  ・予想価格 2万6744ドル~2万8605ドル(約353万円~377万円)

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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