政権交代につながる米金融不安
「タイミングが悪い金融不安」
再選を目指すバイデン大統領のシナリオに黄色信号を灯すことになった米国の金融不安。この対応を誤ると、大統領選挙が行われる2024年の米国経済が景気後退に陥る懸念が出てきました。あまりにタイミングが悪い金融不安の出現となりました。FRBは22日、インフレ懸念と金融不安の板挟みの中で、苦渋の0.25%利上げを決めました。
高インフレも金融不安も政権には負担です。インフレ退治に注力して金融引き締めを進めれば金融不安を広げる可能性があります。これが金融危機に発展すれば、FRBのみならず、ホワイトハウスの責任も問われます。かといって金融危機回避のために金融引き締めをいったん中断し、これが収まってから再び引き締めとなれば、24年の大統領選挙年に景気後退を招くなど、経済に大きな打撃となります。
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