メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』映画評 ~それは色即是空・空即是色の世界観を描写したSF映画である

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
当方の研究室の出身の某工学博士でもある某老舗のお寺さんのとある僧侶とメールでやりとりしている中で、「Everything Everywhere All at Onceという映画が今上映されているのでぜひ見に行ってみてください。今まで見た映画の中で最高のものかもしれませんw」というメッセージをもらいました。 ここまで強く推薦された観なきゃダメだろ、ということで、先日観て参りました。 最初は兎に角ヘンテコリンな映画なので、なんじゃこれはとあっけにとられて観ていたのですが、後半になるに従っていろんなモノの意味がクッキリと浮かび上がり、見終わったときには心にズシんと重いものが残る、あっさり言って、文字通りの「素晴らしい映画」でした。 まさに、仏教的世界観。 こんな話しをよくもまぁ、面白く娯楽映画に仕立てたもんだと感心致しました。 この映画、兎に角今、凄く世界中で評価されている映画で、その評価の高さを箇条書きすると……

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 土曜日