2023.03.24更新分
■ リーズナブルな「外食」が人気で株価も好調推移、優待権利も魅力
新型コロナウイルス禍から経済社会活動の正常化が進み、「外出」関連の消費が戻ってきた。総務省が発表した1月の家計調査によると、外食や宿泊料などの伸びが目立った。値上がりする食品は支出が減り、店頭では低価格品へのシフトが進む。消費回復には濃淡がある。
家計調査で1月は消費支出(2人以上の世帯)が物価上昇の影響を考慮した実質で前年同月比0.3%減となり、3カ月連続で前年を下回った。物価高が消費に影響を及ぼしている。
一方、モノの伸び悩みに対して好調だったのが外出関連のサービスである。外食は14.5%増で、前年と比べて横ばい圏だった2022年11〜12月から伸びが拡大した。観光需要の盛り上がりで航空運賃などの交通費や宿泊料はともに1.5倍になった。
コロナ禍の反動のリベンジ消費が見込まれ、先行きの消費底上げへの期待は大きい。給付金などで家計の貯蓄は増え、内閣府の分析で20年以降の「超過貯蓄」は勤労世帯で平均100万円近くに上る。これは、実質賃金の減少を補うファクターとして注目できる。
TVのワイドショーなどでよく取り上げられる人気の外食というと、例えば「役肉キング」や「しゃぶ葉」、「星野珈琲店」など。これらに関連する企業に焦点をあてておきたい。
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