メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2023年3月26日(日)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ガーシー議員 参院除名決定 「除名」とは? 過去の除名議員 世界から40年遅れの主権者教育 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  参議院は15日、本会議において、国会への欠席を続け、「議場での陳謝」の懲罰も拒否した政治家女子48党のガーシー議員について、最も重い、「除名」の懲罰を科すことを、出席議員の3分の2以上の賛成で決めた。  尾辻秀之参院議長が除名を宣告し、ガーシー氏は議員の資格を失う。現行憲法下での国会議員の除名は1951年以来、72年ぶりで3例目。国会の欠席を主な理由としたのは初めてのこと。  記名投票の結果は、賛成は自民党と立憲民主党など235票。反対は浜田氏の1票。5人が所属するれいわ新選組は山本太郎代表ら4人が欠席した。  政治家女子48党は除名を受けた繰り上げ当選者を斉藤健一副党首としている。政治家女子48党のガーシー参院議員の除名に伴い、参院は欠員が2名となった。  また1人での会派の結成を認めない参議院の慣例に基づき、政治家女子48党の参議院での会派は解消される。これを受け、浜田聡氏は参院予算委員会の委員を辞任した。  参議院の新たな会派勢力は以下の通り。 自民党=118 立憲民主・社民=40 公明党=27 日本維新の会=21 国民民主党・新緑風会=13 共産党=11 れいわ新選組=5 沖縄の風=2 無所属=9 欠員=2 目次 ・除名とは ・過去の除名議員 ・世界から40年遅れの日本の主権者教育 ・除名とは  除名は、国会議員に対する懲罰の一種と規定(日本国憲法第58条第2項、国会法第122条第4号)。 除名処分は、「院内の秩序をみだした議員」が対象とされ(日本国憲法第58条第2項)、より具体的には衆議院規則では、 「議院の秩序をみだし又は議院の品位を傷つけ、その情状が特に重い者」 (衆議院規則第245条) を対象とし、参議院規則では、 「議院を騒がし又は議院の体面を汚し、その情状が特に重い者」 (参議院規則第245条) を対象とするものと定める。  議員に対する懲罰は、憲法58条の「(衆参両院は)院内の秩序を乱した議員を懲罰することができる」との規定が根拠となる(1)。国会法は衆院で40人以上、参院は20人以上の賛成で懲罰動議を議長に提出できると定め、懲罰は重い順に

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
  • 660円 / 月(税込)
  • 毎週 日・土曜日