メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

ビジ選☆リーダーズ Vol.991『熱狂のデザイン』(岸昌史)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■楽しく結果を出すチームの条件 熱狂するチームを作るべきだ。人は楽しく、幸福感を覚えている時 が最もパフォーマンスが高く、成果が出る。努力している人は熱中 している人にはかなわない。成功は幸せの周りを回っているのだ。 楽しい仕事で結果を出すことは理想論でなく、意図的に作り出すこ とができる。メンバーのエネルギーを邪魔するものを取り除き、正 しい手順を踏めば、必ず熱狂するチームは生まれる。 熱狂とは、強さでなく弱さから生まれる。自分という弱い存在を、 支え、助けてくれた人への感謝や、弱さを受け止め、寄り添い、支 えようとする愛情が熱狂の火種だ。 優秀な人が集まればいいわけではない。互いに長所を生かし、助け 合うことだ。売り上げや利益といった数値に示されることでなく、 心から楽しいことを追い求めた結果、生産性が上がるのだ。 たとえ小さな一歩でも、希望を与えるリーダーのもとで、希望にあ ふれたチームが生まれれば、会社全体が変わり、ひいては社会全体 が変わっていくのだ。 ★ 成果を出すリーダーは、メンバー個人より、チームが向かうべきと ころに意識を向ける。リーダーが見るゴールや、解こうとしている 大きな問いにワクワクして人が集まる。 そこに向かうことがメンバー個人の目標にもなっている。そうして チームの推進力が生まれる。みんながワクワクする目標やテーマを 掲げられるかどうかがチームの力を強くする上で大きく影響する。 目標に面白さを感じるかどうかは、自分の限られた人生を使うに値 する意義を感じられるかで決まる。「なぜ、それをやるのか」とい う問いに腹落ちできなければ、前を向くことに集中できない。 やりたくないこと、誰かに与えられたことを淡々とやっているだけ ではワクワクしないし、成功もしない。自分が心から楽しめること や意識を感じられることが熱狂を生み、成功に繋がっていく。 ★ 偉大なリーダーたちは、リーダーになろうとしてなったわけではな い。リーダーシップとは、自分をリードすることから始まり、そこ から人を、そして社会をリードしていくことで生まれるのだ。 誰かが「見えないもの」、つまり現在、現実には存在せず、多くの 人が夢や理想と呼ぶものを見ると、そこに向けて、まず自分自身を リードする。だが、新しい挑戦をする人は中々理解されない。 世の中から見れば、最初は「一人で踊っているバカ」でしかない。 熱狂する一人のバカが偉大なリーダーに変わるきっかけを作るの はファーストフォロワーだ。 熱狂する一人が始めたことに「かっこいいね」「面白いね」と言っ てあげる、仲間になる、お金を出すなどがその役割だ。それを入り 口に熱狂する一人が見ている景色に共感し人が集まってくるのだ。 集まった人は、熱狂する一人が見てるものに自分自身の夢や思いを 重ねメンバーに変わる。こうしてリーダーはリーダーになる。リー ダーは、まず仲間に奮い立たされねばならないのだ。 ★ リーダーが一人でできることは限られている。ビジョンを実現させ るのは、それを思い描いた本人でなく、後に続く人たちだ。周囲の 人を巻き込むには、リーダーが熱狂して描くビジョンが必要だ。 リーダーは、頭の中の真っ白なキャンバスに自分の未来を大きく描 く。そして、その実現に必要な人物を洗い出して、その登場人物が どんなことに興味・関心を持っているのかを理解する。 その上で「この人は、どんなコミュニケーションを取れば、絵の中 の登場人物として活躍してくれるのか」を考えながら巻き込んでい くのだ。 「自分で全部やらないと」と思うと一歩を踏み出すことはできな い。明確なビジョンを描けたら船を出す。そこからどんどん周りを 巻き込み、彼らに頼ることで大きなことができるようになるのだ。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • ビジネス選書&サマリーリーダーズ
  • 「週に1冊くらいは最新のビジネス書を読みたい。でも多忙で無理」そんなあなたに代わり、経営コンサルタントの私が週に1冊厳選、要約して送ります。あなたは駅のホームや喫茶店、朝礼前に数分目を通すだけ。最新ビジネス書の概要が把握できます。70000名に支持される超人気マガジンの「グレードアップ完全版」です。バックナンバー一覧(https://www.mag2.com/archives/P0000498/ )
  • 550円 / 月(税込)
  • 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日(年末年始を除く)