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金融不安は続くのか、の問題

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/03/27
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金融不安は続くのか、の問題 おはようございます 先週はお天気も不安定で私も体調を崩したのですが、みなさんはいかがでしょうか? 忘れたころにコロナ感染者の数の報道も増え、やはり「花冷え」のころには寒暖差が激しく、体調を崩す方が多いようにも思えます。しかし、春爛漫の中、このクソ忙しいのがなければあちこちを巡っていたのでしょうが、それも叶わず。珍しく、年度末に事務所にへばりついて仕事をしているワタクシ・・・、それがあたりめぇーなんだよ、といつもの罵詈雑言を浴びつつお仕事をしている角野、終わったら遊びに行く、と心に決めております・・・・ ■岸田総理のキーウ訪問など 先週、WBCの影に隠れて岸田総理のキーウ訪問。正直、G7の議長国としてイニシアチブを取るためと報道されていますが、訪問の意味は何であったのだろうか、と思うこと仕切りです。そのほか習近平がモスコーを訪問し、プーチンと会談。一方でバイデンは習近平にオンライン会談を申し込んでいますが、それを袖にしてのモスコー訪問。バイデンはトルドーとともに中国の資源封じ込めに協力するとの声明を出しています。 これらのニュースなどをみていると、東西の分裂が一掃強まったな、というのが素直な感想になります。東西冷戦のように東と西で文化圏、経済圏が分裂するような対立にまでは発展しないと思いますが、この分裂は大きな潮流になってきているよね、と思います。 では、分裂の具合はどうなっているのか、といえば以下のグラフを見てみると、今後も進行していくのであろうな、とは思います。 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/world-trade-percent-of-gdp-wb-data-.png?s=wld.ne.trd.gnfs.zs%3aworldbank&lbl=0&v=202303010000V20220312 世界GDPに対する貿易の割合のグラフになります。大事なことは世界貿易は毎年のように拡大をしているのに対して、GDPの比率は年々、縮小していることにあります。 つまり貿易は拡大しているが、それは内製化が進行しており、1970-80年代のグローバリゼーション化以前の時代に逆戻りをしている、というのが貿易のトレンドとなります。 貿易自体は今後も拡大していくでしょうが、それを、たとえばアップルのスマホであれば米国で設計図を描き、部品を日本や台湾で製造し、組み立ては中国というような世界分業制というグローバルゼーション化が退行をしている、ということです。 このことを取り上げる意味というのは今までのグローバリゼーション化というのは1人でやるよりも2人の方が早いという生産性、効率性を焦点とした経済だったのですが、これが1人でやってよりよい製品を作る方向性に世界がシフトしていることを示します。

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