しかし映画というのは面白いもので、たとえばぼくは『ディア・ハンター』
(1978年)と『ローリング・サンダー』(1977年)と『コンバット・ショ
ック(死神ランボー/皆殺しの戦場)』(1984年)と『イレイザーヘッ
ド』(1977年)は、並列とまでは言わないまでも繋げて語ることが可能だ
と思っているし(『イレイザーヘッド』はベトナム戦争や帰還兵と関係はあ
りませんが『コンバット・ショック』に大きな影響を与えているし、以前か
ら書いているようにーーというか、この辺まじで今度まとめないといけない
ですねーー精神性は1950年代の核戦争パラノイアと深く関わっているた
め、化学戦争というか枯葉剤の恐怖を直接的に描いた『コンバット・ショッ
ク』と並べて論じることは普通に可能だったりします)、そんなふうに予算
も時代も製作意図も志も異なる映画同士の間になんらかの流れや接続を見出
すことができるのはとっても面白いことだと思っています。
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