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「大阪のカジノ」という巨大リスク:経済被害約8兆円、大阪の各世帯の年間所得「数十万円喪失という悪夢

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
 統一地方選の注目選挙区の一つは、やはり大阪です。府知事、市長共に長らく「維新」が独占する状況が続いており、この状況が続くのか、それとも非維新候補が勝利するのかが着目されています。  維新候補は知事選には吉村氏(現職)、市長選には横山氏(新人)で、非維新の候補は知事選には谷口氏(大学准教授&TVコメンテーター)、市長選には北野氏(元自民党大阪市議)らが出馬しています。 今回は、維新候補は所謂「大阪都構想」を全面に押し出してはいませんので、それが明確な争点にはなっていません(ただし、維新は「都構想を実現するための暫定的な政党だ」と多くの党関係者が口にしてきましたから、潜在的には重大争点であることに代わり有りませんが)。 その代わり、重大な争点になっているのが、IR、つまり「カジノ」問題です。 維新はカジノ推進。非維新はカジノ反対、あるいは、住民投票すべし、とスッパリと主張が二分されているのです。

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