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第023号 「依然として、調整局面があれば、そこは絶好の投資チャンス」

Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!
[1] 市況展望 (執筆日時:4月1日 深夜1時)  それでは、いつものように市況を展望します。  まず、3月1ヵ月間の日経平均株価の推移を 振り返ります。  3月は、日経平均株価は、月足で2.5%ほど 上昇する展開になりました。  月初の株価は「27,363円」で、月末の株価は 「28,041円」でした。月初よりも月末が「678円」 高かったので、若干の上昇を示したわけですが、 月内の高値(3月9日、28,734円)と安値(3月 16日、26,632円)との差が「1,102円(3.8%)」 と、比較的大きな高低差が示現しました。  しかも、その高値から安値までの間隔が 営業日ベースで4日しかなかったので、短期間に 比較的大きな下落をしたことがわかります。  この下落は、周知の通りの「アメリカ発の 金融不安」によるものです。  先月のメルマガのタイトルも「調整局面が あれば、そこは絶好の投資チャンス」としました ので、今月16日の安値では、何らかの投資 チャンスをものにされた読者様もいらっしゃる かもしれません。  今回のメルマガのタイトルも「(依然として、) 調整局面があれば、そこは絶好の投資チャンス」 としました。  金融不安がアメリカだけではなく、クレディ スイスやドイツ銀行といった欧州の金融機関 にも飛び火しましたので、依然として予断を 許せない状況が続いていますが、日経平均株価 の日足チャートを俯瞰して見てみますと、今の ように金融不安がうずまく中にあって、日経 平均株価の安値がボックス圏の下限、すなわち 「25,700円前後」までは下がらずに、16日に 「26,632円」で切り返したことには一定の意味 があるように思います。  つまり、アメリカの金融当局による迅速で 機動的な対応が功を奏して、株式市場は意外と 冷静さを保っているということがいえるのでは ないかと考えられるのです。  今後において、もっと大きな悪材料が飛び 出す可能性ももちろんありますので、この まま右肩上がりになると考えるのは、やや 楽観論に傾きすぎだとは思いますが、今回の タイトル通り、「依然として、調整局面が

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  • 前半で、日本の株式市場の先行きに関する市況を展望します。また、株式投資に有益な知識や考え方をときおり交えて、株式投資に関する正統派の知識を普及することを目指します。 そして、後半では、読者の皆様からの質問に、ざっくばらんにお答えするコーナーや、新規書き下ろし原稿を披露します。
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