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気象予報士 荒木真理子の
『風の声を聴く』
◇ ──────────────────────────── 2023.4.2号◇
サクラ前線の北上スピードが、過去最速です。ソメイヨシノの統計史上最も早い開花あるいは満開を、各地で相次いで記録している、非常に珍しい春です。特に、東北にお住まいの方々は、3月中に桜が見ごろを迎えたことなど、過去に例がないのではないでしょうか。
東京は3月22日に満開の発表があった後は、ほぼ1週間雨続き。お花見の予定を組むのが本当に難しかったですよね。私はつかの間の晴れ間をねらって、満開が続いている埼玉県内にお花見に出かけました。
幸手の権現堂桜堤です。平日でしたが、多くの人で賑わっていました。このあともハイスピードで、サクラ前線は北上を続けそうな気配。弘前公園の桜といえば、これまでゴールデンウィークに見ごろを迎えるものでしたが、今年はとてももちそうにありません。国内外からの観光ツアーを組んでいる会社は、大変かもしれませんね!
さて、帯状の高気圧に覆われて晴れの日が多かった本州で、唯一といってもよいほど、くもり続きだったのが関東。お花見予定だけではなく、天気予測の難易度も非常に高かったです!振り返っていきます。
==== 目次 ~2023.4.2~ =================================
◆できごと【3月19日(日)~4月1日(土)】
◆解析のポイント『帯状高気圧と東風』
◆旬のキーワード『黄砂とPM2.5』
◆今後の見通し・編集後記
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