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・クレディスイス破綻で無価値となったAT1債
これらのことが示唆しているのは、日本の江戸時代末期に設立され、伝統的に手堅いとされてきたスイスの大手銀行が破綻したのは、BISなど国際機関の銀行に対する過剰干渉、スイスや近隣諸国の中央銀行の歴史上初めてなどと称される金融政策に振り回されたためだと言えなくもないことが分かるのだ。そしてそれは、クレディスイスの破綻が必ずしもスイスだけの問題ではないことを示唆している。
一方、日本の超低金利は1990年代から続いており、地方銀行を中心に邦銀の収益力や財務内容が悪化の一途を辿っている。1997年度からは経済成長も止まっている。日本の金融緩和も異次元などと、世離れしていることを自称してきた。それでも、日本は貿易黒字を続けてきたが、それも近年は赤字が定着し、経済的な困窮が迫っている。
ちなみに、日本のメガバンク3行のAT1債発行額は3.6兆円で、ティア1に占める比率は、みずほ、三菱UFJ、三井住友の順に大きい。
・子供たちの人生は自分たちのよりも悪い?
米ウォールストリート・ジャーナルとシカゴ大学との共同調査で、「ほとんどの米国人が、子供たちがより良い生活を送れるか懐疑的」であることが分かった。
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