「探偵の視点」Vol.168

第168号 探偵の視点 　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022/4/4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、現役の探偵が‘’男女トラブル‘’や‘’世界の生業‘’を探偵ならではの視点で読み解きながら、人間心理＆ニッチな情報を提供していきます。 又、探偵事情や離婚に関わる知識、特殊な仕事の思考法など探偵歴13年の中で得た知恵をお伝えします。 エンターテインメント性と、時代を歩む上で武器になる情報の両方を詰めていきますので、最後までお読みいただけると嬉しいです！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 毎週火曜日発行 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■目次 １、今週の挨拶 ２、探偵の視点 ３、後藤探偵と巡る地球 ４、業界の暗黙知 ５、探偵コラム ６、今月のウイスキー ７、Q&A ８、活動情報 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【１、今週の挨拶】 今週は、個人的に初めて訪れる町、福島県のいわき市にいます。 とある事情からこの地域での浮気調査が多くなってきたので、今回は弁護士さんへの挨拶や周辺の浮気、探偵事情を把握するために町を回っています。 いわきという町は、原発事故が起きた地域から距離はあるものの、その地域で復興のために働く人たちの拠点としてちょうど良い立地だった様子。 その為に、当時は繋華街である田町や白銀はバブルのように栄えていたと言います。 しかし、復興がある程度落ち着いたところから続いてコロナの発生により、現在は完全にゴーストタウンと化してしまっています。 繋華街に人は戻らず、閉じてゆく店が後を絶たない。 外を歩いている人間の数よりも、夜のお店の数の方が圧倒的に多いという奇妙な風景が、この町の景気を表しています。 又、この町の特徴として、出会った方々が口を揃えて言うのが、「いわきは女性の浮気が極端に多い」ということでした。 その町の弁護士、探偵、バーテンダー、サラリーマンなど、様々な職種と立場の人が真っ先に言うので、真実に近いのでしょう。 それなのに、この町には探偵業者が異常に少ない。「いわき支店をだしてください！」と出会う弁護士に度々言われるのも、需要と供給が合っていないことが伺えます。 いわきは、夜のお店と人の数、浮気と探偵の数、需要と供給のミスマッチが各所に見受けられる、不思議な町です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【２、探偵の視点】 このコーナーは、リアルな‘’探偵事情‘’や‘’離婚についての知識‘’、探偵の視ているモノをお伝えします！ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「探偵の実力はどこで測る？」 YouTubeを開けば‘’探偵の選び方！‘’なるものはたくさん出てきますが、内容はほとんどが「見積もりを貰えるところにしましょう」「公安委員会に届け出をしているところにしましょう」というものばかりで、探偵の‘’実力‘’に触れているところは多くありません。 実際の調査には、張り込み、尾行、撮影、聞き込み、ディレクションと言った‘’スキル‘’が重要になってきます。 では、そういったスキル＝実力は、どこで測るのが良いのでしょうか？ 個人的には、ある程度の指標になると思っているのが「調査報告書のサンプル」を見せてもらうことです。 調査報告書というのは、どのような調査でも基本的にはお客さんに納品するものです。 例えば浮気調査で、結果がシロ（浮気していなかった）としても、稼働した時間分の調査報告書は必ず納品します。