田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.428
東京のUberブラックのドライバーは全員外国生まれの方でした~定宿の宿泊者の最大手はアメリカ人
今回の4年ぶりの花見で特徴的だった変化
・定宿の宿泊者の最大手はアメリカ人
日本人はもちろん、中国人、韓国人、香港やシンガポール人を抑えてアメリカ人が一番多かったです。アメリカ系ホテルですが、今まで1000泊したようですが、あのホテルであれだけ多くのアメリカ人を見たのは初めてです。1月2月に集中講義で2週間ちょい泊まった時は韓国人東南アジア人が一番多かったです。
花見の日本がアメリカ人ファミリーに選ばれたことは、一人当たりの消費額という観点から見るといい傾向。彼らは時差ぼけ解消もあるので、2週間は日本滞在したでしょう。もちろん、中韓の宿泊者もハイエンドでしょうが。行動を見ると大家族でアルファードやグランエースを連日でハイヤーして観光。アメリカ人ファミリーは服装はコンサバでお金持ちに見えませんが、連日定点観測しましたが、湯水のごとくで、相当お金を落としている感じ。この時期のあのホテルは、日本人客は有り余るポイントを無理言って使ってセコく泊まる我々だけという感じでした。
・Uberブラックのは10回以上使いましたが、日本人ドライバーには一人も当たりませんでした
片言の日本語は皆さん上手。でも会話がないのが快適でした。中国、韓国、イランという出身国。皆さん「儲かりまくっている」と鼻息荒かったです。ただ、GPSがあっても結構ぐるぐる迷ってましたが、Uberだから値段は事前に計算されたものなのでロスは多少の時間のみ。
これから中国人観光客が大挙して押し寄せる前に、あれだけ東京や関西が欧米からのお客さんで大爆発していたことはいい予感しかありません。
あとは日本の地方の人手不足が深刻であること。ヤバいくらい人がいません。観光どころか生活も成り立たない感じです。ここはなし崩し的に外国人にお願いするしかないでしょう。一部自動化も進みますが、地方から日本のアジア化が始まると思います。様々な軋轢や衝突を経て真のダイバーシティが地方から生まれていくでしょう。地方社会こそUターンやIターンの都会モノに閉鎖的であるどころではなく、近隣のアジア人やアジア人社会を受け入れ理解し始めないといけないでしょう。生活習慣や宗教など。
外貨を稼ぎたければ安売りはやめよ
外貨を稼ぐ観光業を狙うなら当たり前に日本人を相手にしてはいけない。「安くていいもの」など本当のお金持ちは信じない。「安いものにいいものがあるはずがない」。もっと言えば「高くないと信用できない」というのが海外のハイエンドの普通の心理だ。
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